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金と菌

金の行は今ひとつよく分からん。色んな情報を色んな切り口から見てみてる。他は、基本通りに捉えた方が良さそうだから古典を中心に学び感じてるけど、金はね、なんだか違う。

まず、教科書読んでても情報が薄い。「五行の表にある通りです!以上です!」みたいな。燥邪は鼻から入りやすい、呼吸器はそれに弱い、肺と大腸はつながっていて、皮膚もつながってる。そういうこっちゃ、みたいな。

金の特徴自体は、色々な言葉が出てくるけどまとめると浄化というか、箒ではいた後洗い流しまーすって感じ。大腸はまさにそうよね。肺の働きはそれの進化版て感じで、きれいな気や水を全身にくまなく散布する(その為の上下の方向性を持つ力や内から外への方向性の力が関係してくる)。スプリンクラーのイメージをしてます。

でもそこからあんまり深まらない。

そもそも五行の相生において、土→金→水の部分はどうしても、土→水じゃあかんかった??って疑問が湧いてしまうのを禁じ得ない同業者さん、多いんではなかろうか。相克の方は金があってスッキリするけど。


でね、まず最初に、皮膚と大腸の共通点に気づいたんです。それは常在菌の存在。

大腸と呼んでるけど、現代医学とは別物を指すのが前提の中医学臓腑たち。ならば、この「大腸」はパイエル板辺りを含んでいるのでは?と思ったのです。「小腸」は中医学では水穀の精微をより取り込むためのところ(つまり栄養の吸収)とされてる。パイエル板あたりは関係ない感じなのです。じゃ、そこは次の大腸に入れちゃっていいんじゃない?と。

そうなると、大腸と皮膚の共通点は常在菌がたくさんいて、人間の健康、特に浄化→ケガレはらい→免疫力に一役かってくれてる場所として現代と中医学がリンクする。それを五行論で言ってるんじゃないかなって思えてきたんですよね。

それから次に、同じ音のものって同じグループや同じ概念の分化したものってことがあるというのを、全く別のジャンルでききました。

菌もきんだ。

単純なのでそう思ってしまった笑

実際には音読みなので、同音同意論に合わないんですが。

この話を外でしたら、菌の字の訓読みは「くさびら」だと教えてもらいました。そしてくさびらをググったら、滋賀県に唯一「菌」を祀った「菌神社」なる神社があると判明。主祭神は大斗能地神(おおとのじのかみ)と大斗乃辨神(おおとのべのかみ)とのことです。

神様の名前が覚えられない記憶力なので、すぐググります。すると大体のことはwiki先生が丁寧に教えてくれます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%88%E3%83%8E%E3%83%82%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%88%E3%83%8E%E3%83%99

海をぐるぐるかき混ぜて棒を持ち上げたら日本ができたんでしたっけ?それの後なのかな。この2神のおかげで土が固まり、大地になったようです。

おや。これは…

土行→金行(地層、鉱物)の流れでは…

祀られているのは2柱の神様だけど、菌も祀っているというこの神社に、土と金の謎が隠されてるのかもしれないなと。土行は大地のようで大地ではないのかもしれない。

そういえば、綱島農園でもこれ思ったわ。土という物質だけではいい土壌にならない。土の中で菌が働いて初めて水が活き、作物が育つ。これは紛うことなく、土→金→水→木。

菌があって土は土壌になる。

そして菌は又の名を「かむたち」と言うらしい。神が立つと書いてかむたち。これは酒蔵で感じたなあ。神様が降りてきそうな、清々しい空間だなって思った。神社に似てるんですよ、なんとなく。火の性質を持った水を金が作る空間。神の空間やんか…

人間にとって良い菌と悪い菌がいるけど、あくまでも人間にとって、なだけなので、どんな菌も自然にとっては悪くないんですよ。陰陽と一緒。どちらも良い悪いはない。一部の人間が、「陰はダメ!陰にならないで!」て言ってるだけでね。


金の行について考えはじめたきっかけはもう一ある。それはお金というエネルギーについて。人体が気滞すると病気になるように、世界もお金の巡りが悪くなってるからおかしくなってんのかもね、って思った日があって。もしかして、四行に戻すか、六つ目を入れるかすると世界がまたうまく回るんじゃないか、なんて考えたんですよ。こっちは、菌ネタ以上にまとまってないので書けませんが。


というわけで、金行にまつわるメモ書きでした。カバー写真は徳島の神社で映り込んだ何か。お昼間なのにこの暗さ。前後はちゃんとおやしろとか池とかなんですけどね。


こういうのも新しい本に載せるかどうか迷ってます。よろしければお声をいただけると助かります。

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ではまた。

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