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私が某メーカーのパンを食べない理由

塾長の長ーい独り言です。

Twitterもやっておりまして(多分ここのフォロワーさんのほとんどは Twitterから来てくれてる気がするが)、先日そちらで呟いたのです。
つぶやき
普段、うちの呟きにはほとんど反応がありません。5000人を超えるフォロワーさんはどういう気持ちで見てくれているのだろうと思いますが、いいねがつかない時もあります。が、アンチもほぼきません。
5000人のフォロワーさんがいて、100リツイートくらいになればアンチコメがつくらしいのですが、そういう場合でもアンチはありません。
で、極々たまに、あるんです。アンチというか、ちょっと物申したくなっちゃったんだなってリプが。今回それがあったので、少し考えてみたんです。添加物入りの食品について。

とは言え、食品添加物ってめちゃくちゃたくさんあるんですよね。
厚労省が認可している添加物一覧です。細かい文字で123ページもあるみたいなので途中でスクロールするの諦めました。
これプラス、既存添加物(昔から使われているもの。カラメル色素やクチナシ色素、グレープフルーツ種子エキスなどもここ)、天然香料一般飲食物添加物があります。すごい数です。
後半3カテゴリーは中を見ていただくとそれほど危なくなさそうなものが並んでいます。ということで、みんなが気にしているのは最初の一覧に載っているものなのかもしれません。

ルールとしてこれダメあれダメと言われれば、加工食品の衛生状態を保つため(つまり、食べるみんなが食中毒にならないように)にダメでない添加物を作って加えるということになります。新しい添加物こそ怖いなと思います。古いものは何十年もそれの入った食品を食べてきて今生きている人たちがいるので、すぐに命に影響するような影響はないとも言えます。が、添加物の悪影響で多くの人が気にしているのは発ガン性と不妊かと思います。不妊は他の影響も大きいので、因果の説明は難しいとされています。実際、添加物にとても気をつけていても不妊の方もありますし、添加物にまみれているのにすんなり妊娠できる方もありますよね。
発ガン性の方は、ガンの治療を進化させることでなんとかしてきた感があるなと思います。添加物のせいでガンになったかもしれないけど、手術したりして結構な数がちゃんと生き残っている(私もその一人)ので、結果よくわからなくなっているのじゃないかな。
本来は、みんなが食中毒にならないようにするためにするべきは、添加物を入れることではなく、作る場所や人の衛生状態を整え、古い食材は使わず、作ったら早く食べられるような環境で生活することです。また、多少の食品のいたみなら乗り越えられる強い免疫力を持つことも必要です。
遠くで作られたアレが食べたい。しばらく食べられないけど今日しか買えないから買っておこう。なんていう発想が、落とし穴かもしれません。

一つの事例として。極論を例にします。
鯖寿司、好きですか?
鯖のお刺身って食べたことありますか?
鯖のお刺身を食べたことがある人は、海のすぐ近くに住んでるか、かなり高級なお店に行ける人かと思います。何故なら、鯖はあしが早い魚であり、さらにアニサキスという寄生虫がいる確率が高めで生で食べるには適していないとされているものだからです。
まだ冷凍技術もなく、冷蔵トラックなどもなく、人間が人体で物流を担っていた時代にも鯖はありました。
しかし花の都 京都の内裏は海がない。でも鯖(当時の名前は知りませんが)を食べたい、どうにか若狭湾から内裏まで鯖を持っていかねばということに。その距離70km以上。もちろん車はありませんし、高速道路もありません。丸1日かかるので、脚の早い鯖は確実に腐ります。そこで、鯖のおなかを抜いて塩を詰めてから持ち運ぶという作戦が生まれたわけです。
塩漬けで1昼夜置かれた鯖が京都市内に届くことになります。
更にそれを酢で締めてお寿司にしたのが鯖寿司。美味しい。
しかしそれはもう、鯖の本来の味ではないんですよね。身の硬さや匂いも全く別物。
何故かといえば、塩と酢を「添加」したからです。

私が添加物をたくさん使われた食品を食べたくないなと思うのは、これが理由です。

鯖寿司(シメサバという方がいい?)の場合は、添加物に当たるものが塩と酢でした。それで、新たにできたものも美味しく仕上がった。だから食べます。
しかし、「いわゆる添加物」がたくさん入っているものって、どうも美味しくないんです。元の素材の味を知っていると余計に、どうしてこんな無駄な味付けを?という感覚になります。添加物は体に悪いからではなく、何か、美味しくなくするものが入っている、という理由で食べたくない。
つまり、私が添加物フリーを求める理由は「贅沢」なのかもしれません。
有名パティシエ監修のスイーツをコンビニが出したりしますが、どんなにいい素材を使っても、添加物の味で台無しになっている(他にも機械の限界とかありますが)ものがほとんどで、そのパティシエの本店で食べたことがあったりするとほんとに泣けます。
焼き菓子やパンなどは、添加物を入れるくらいなら冷凍で送ってほしい。でも、添加物フリーの、やきっぱなしパンはもっと美味しい。
常温の輸送の方が運送量が安いので、生クリームやカスタードなど本来なら脚の速いお菓子まで、添加物を入れて常温や冷蔵で送る形になっている。(ひと昔前は、冷凍戻しのクリームは無理だったのだけど今は冷凍技術が発達して云々)そのせいで別の味がする。別の味がして美味しい!ならいいんだけど、ということです。

私は美味しいと思う!という方は、いいと思います。召し上がれ。
体に悪いことは添加物以外にもいっぱいあります。それだけ避けてもね、って思う人いっぱいいます。
ただ、知っておいてほしいのは、添加物いりでも美味しく感じるのは、もしかしたら添加物入りのソレしか知らないからかもしれません。

とはいえ、現代日本では完全に添加物フリーにするのは無理難題だと思います。してらっしゃる方いたりするけど、ほんとすごい努力。
でも、添加物を使わずに作っているお店や会社はあります。そういったところのものを一つ買ってみて、ゆっくり後味も味わって食べてみてほしいです。その後、添加物いりのものを食べたときに、舌に残る違和感みたいなものに気づいたら、不幸の始まりです(笑)。マドレーヌなどのシンプルなお菓子がわかりやすいかなと思います。
添加物の味に気づき、多くの市販品が美味しく無くなっていきます。
そうしたいか否か、選ぶのはあなた自身です。

今朝1年ぶりくらいに、某大手メーカーのパンを食べました。サラリーマン時代に結構好きだったもの。だから、これはもしかして行けるか?と思って食べてみましたが、この1年で更に体が変わったらしく、ダメでした。もったいないから食べ切りましたけど。
そのすがかてレポはまた別で書こうと思います。
将来の健康のために添加物を避ける、それも分かります。でも、こんな理由もあるよってこと、知ってみてほしいなと思い書きました。加工食品の添加物だけじゃなく、野菜の農薬や化学肥料についても一緒です。使ってないけどしっかり育っている野菜の方が私は美味しく感じるから、そちらを選びます。
農薬も添加物も、安価な食糧を、一気に増加した人口に合わせて大量に供給するために必要なもの。それを使って日本の台所事情を支えてくれた生産者さんメーカーさんの功績は偉大だと思います。でも、これだけ食糧がある現代ですから、私は私の美味しいと思うものを毎日食べたい。ただそれだけです。
人の体に悪いものを使って食品を作るなんて!と戦うつもりはサラサラありません。

あなたはいかがですか?自分が本当に美味しいと思うものを選んでいますか?
それがたまたま健康に良いものだったらラッキーですね、という話でした。
チャンチャン♪

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