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そう言えばこの季節って味があったんだなって思い出す。

生きていてよかったなって思う瞬間と
今死んでいいなって思う瞬間は、似てる。

夕暮れの空を眺めて
そう言えばこの季節って味があったんだなって思い出す。

その味は心臓が知ってる。
そんな気がする。
鼓動が語りたがる。
そんな体感。

覚えているもの。
忘れていくもの。

思い出は、いつも”今”から等距離にある。
それの引き寄せ方や離し方がその人それぞれの物語なんでしょうね。

ソファで微睡みながら読んだ本の言葉が過ぎる。

ここにない日々が浮かんでいくように消えていく。
そうやっていつか人生が終わる。

微睡の中、夢の中で、出逢う。

出逢い直しがもしもあるなら。
そうやって何度でもあなたと。



最後まで読んでいただきありがとうございます。