見出し画像

耳が聞こえない子供たちとその家族に力を与える聴覚障がい当事者のお話

こんにちは、やわデザnote編集部兼「目的地は鬼ヶ島」制作チームの ニブです。

癖の強い運転手ヤマカワと謎の常連客メグ、多種多様な桃太郎とお送りしてきた「目的地は鬼ヶ島」。2ndシーズン最終回となる第5話では株式会社デフサポ牧野 友香子さんをゲストにお迎えしました。

テーマは「耳が聞こえない子供とその家族に力を与える難聴者のお話」です。

第5話「耳が聞こえない子供とその家族に力を与える難聴者のお話」

生まれつきの難聴(※1)で、読唇(※2)や話し方を苦労して覚えたという牧野さんは、それを感じさせないほどの明るい笑顔と関西弁が印象的です。

※1 難聴:音や言葉が聞き取りにくい、あるいはまったく聞こえなかったりする症状
※2 読唇:話し手の唇や顔面筋肉の動きから話された言葉を理解する方法

「聞こえていないなんて、信じられない」と何度も共演者と視聴者を驚かせます。牧野さんは新卒採用で第一志望だったソニーに入社したのち、第1子が50万人に1人の難病を抱えたことをきっかけに、育児中に選択肢の少なさを痛感しました。その際に、障がいのある方の支援や学びの場である療育の場が、自分も経験した30年前とほとんど変わっていないと気づきました。
そこで、自分にもできることがあるのではないかと始めたブログから活動が広がり、会社を辞めて難聴児とその家族をサポートをする道に進むことになりました。

株式会社デフサポを立ち上げ、現在は難聴についての理解を世の中の人へ広めながら、難聴児のお子さんや親御さんのサポートや、会社への企業研修を行っています。

「私みたいに人生を楽しんでいる人もいっぱいいる」と伝えたいという気持ちが活動の原点だそうです。自分で道を切り拓いた牧野さんの姿を動画で見れば、勇気をもらえること間違いなしです!

(動画全編は記事の最後にございます!)

どんぶらこタクシーに相乗りしてみての感想

聴覚障がい児の第二言語としての英語の習得の話など、とても興味深かったです。当事者だからこそ気付けることだなあと思いました。また、そういった具体的な困り事はどんなものがあるのか、もっと知りたいと思いました。

「口を読むにしても普通のスピードが良い」というのは意外でした。どうしてほしいかをこちらが勝手に想像するよりも「まず相手に聞く」というのは大切だなと勉強になりました。

諦めるのは簡単だが、何か出来る!というチャレンジ精神はどんな事にも通用する事だと思いました。素晴らしい体験談を聞けて良かったです。

牧野さん・ヤマカワさん・メグさんの会話が笑顔いっぱいで温かく進んでとても聴きやすく沁みる内容でした。難聴の方に対する対応もかなり具体的に紹介されて、活動の意義や大切さもしみじみ伝わりました。

本当に聞こえないというのが最初は信じられませんでした。それくらい会話が自然で。ここまで出来るようになるのは、凄く大変だったんだろうなと思いました。難聴の方にも色々な種類の方がいらっしゃるのを知れたのは良い機会になりました。


配信中に寄せられたリアルな反応は?

当日のイベント参加者は、「Slido」というサービスを使ってコメントの書き込みや、桃太郎さん(ゲスト)への質問ができます。

イベント中に寄せられた感想をいくつかご紹介いたします。

イベント中に寄せられたコメント
牧野さんの明るさと行動力に惹かれるメグとヤマカワ

第5話の全編を視聴したい方は、以下のリンクからご覧ください。

おしまい

1月20日から始まった「目的地は鬼ヶ島」2ndシーズンの物語は、ひとまずおしまいです。全5話、どの回も素敵な桃太郎さんに乗車していただきました。

2ndシーズン最終回となった第5話のアンケートでは、以下のように「継続してほしい」という声をたくさんいただきました。

「様々なテーマで桃太郎さんを呼んで下さり、たくさんのことを知る貴重な機会。ずーーーーーーーーっと続いて欲しいです。」

「毎回感心させられること、知らないことを知る良い機会になっています!!継続して欲しいです!」

毎回視聴してくれた皆さん、本当にありがとうございました!

「このイベント面白くてためになる!」と思った方は、「スキ」と本noteのフォローをぜひよろしくお願いします!

次回があればまたお会いしましょう!

YouTubeのチャンネル登録もお願いします!🍑

今回の桃太郎さんのプロフィール
牧野 友香子さん
株式会社デフサポ 代表取締役 
生まれつき重度の聴覚障害があり、読唇術で相手の言うことを理解する。
幼少期の訓練で、言葉を無事に獲得し、幼稚園から大学まで聞こえる人たちと共に過ごす。大阪府立天王寺高等学校から神戸大学に進学し、ソニー株式会社に入社。
人事として7年間勤務。主に労務を担当し、並行してダイバーシティの新卒採用にも携わる。
第1子が50万人に1人の難病かつ障害児だったことをきっかけに、療育や将来の選択肢の少なさを改めて実感し、2017年にデフサポを立ち上げ、2018年3月にソニーを退職し、聴覚障害児の支援に専念。デフサポでは聴覚障害児を持つ家族への支援、企業コンサル・研修、聴覚障害者についての認知、の3つの事業を中心に実施。
2020年より多くの人に難聴に興味を持ってもらいたい!とYouTubeでデフサポちゃんねるをスタートする。
デフサポちゃんねるデフサポちゃんねる - YouTube
デフサポHPhttps://nannchou.net/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?