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心が疲れ切ってしまったら

仕事をしていた時「セラピーいかないの?」と、アメリカ人の上司に聞かれたことがあったのですが、私は全く経験したことがなかったので、アメリカでセラピーが一般的な事柄だと、知るきっかけになりました。「心が疲れたら、病気になっちゃうよ。だから、病気になる前に心をセラピーでメンテナンスするの」と教えてもらい、日本にはあまり馴染みのない考え方だなと、とても興味深く思ったのを覚えています。

でも、心のどこかで「自分は大丈夫」と信じ込んでいたので、セラピーの話は頭の片隅に置いておく程度に考えていました。その後「なんか疲れてるな最近」と思う日が続き、それが「ちょっとダメかも…」に変わり、本格的に「もう無理!!」とヘルプを求めて精神科医に通う羽目になった経験をしたことがあります。

ヘルプを求めてみたものの、結果的に、自分に合う精神科医が中々見つからない中、大量に処方された薬にうんざりして、困り果ててしまいました。そんな時に、セラピーに1度行ったのですが、自分が抱え込んでいた不安や怒りなどをポジティブなエネルギーに昇華できたことがありました。そして、日本のセラピーの数が少ないこと、セラピーは1回7000円という、思っていたより価格が高いということを知りました。

決して安いといえる価格ではありませんが、精神科医に行っても変化を感じられなかったことや、大量に処方される精神安定剤が、不安を倍増させていたことが客観的に捉えられる、いい機会になりました。

「セラピーで心をメンテナンスする」という意味が分かり、アメリカ人の超アクティブかつポジティブなエネルギーはこうやって意識的に培われていくのかと驚き、それもまた興味深い良い時間でした。

“セラピーに行くタイミングを知る”という記事では「人生でポジティブであろうが、ネガティブであろうが大きな変化があったとき」「不健康な行動や考え方を繰り返している時」「過去のトラウマがずっと自分の人生に付きまとうと感じる時」「人生の大きな決断をするとき」「恋愛関係が不健康だと感じたり、関係が終わったとき」などがセラピーを視野に入れるタイミングだと書いていました。

私は精神科医に「家族や友人に相談し頼る」ように繰り返し云われていたのですが、セラピーでは「家族や友人は一緒に時間を過ごしすぎているから、時に判断を誤る可能性がある。人間の脳は過去の経験から未来を結論付けているので、家族や友人達から新しい発想は生まれにくい」という考え方があるようです。

実際にセラピーに行くか否かは別として”セラピーに行くタイミング”を知っておくことで、心が疲れ切ってしまう前に意識的にリラックスする時間を作り、前向きな心を保っていきたいな、と思います。


Bibliography :セラピーに行くタイミングを知る方法





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