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あの頃私は “Sex and the City “のキャリーに夢中だった

ファッションの専門学校に通っていた19歳の頃、夜な夜なクラブへ出かけたり、朝までお酒を飲んだりと、ファッションとは関係ない事に全力を尽くしていた時代。今、当時の写真を見ると、恥ずかしいの一言に尽きます。

そんな時代に、私が最も影響を受けたのが”Sex and the City”のキャリーでした。アメリカでドラマの放送が始まった当時は、そのタイトルと女性の赤裸々な声が反映されたコントラバーシャルなドラマだと雑誌Vogueで取り上げられていたのを今でも覚えています。フェミニズムの、先駆け的要素が詰まったドラマだったなと思います。

そのドラマの主人公キャリーが大好きで、そのライフスタイルにまで憧れていました。読書好きのキャリーに憧れて、当時はあまり読めなかった洋書を読み、自分の自信のなさをカバーする為にマノロのピンヒールを手に入れ、ちょっと張り切って大股で歩いてみたりするのが、私のブームでした。

その後私は、たまたま縁があり外資系のアパレルに就職しました。オペレーションが全て英語、上司もベースは日本人なのですが、そのボスはアメリカ人とイギリス人の中、何がなんでも英語を習得しなくては生き残れない!という状況になり、私の中で第2時キャリーブームが沸き上がりました。

ひたすら、キャリーの英語をコピーする。これだけで、随分と英語が分かるようになり、私にとってキャリーは人生で自信が無くなる度に現れるヒーローになりました。

そんな大好きな”Sex and the City “ですが、日本で放送されていた当時は、”◯◯ちゃんはミランダだね、◯◯ちゃんは、ちょっとサマンサ入ってる”みたいな会話を友人達とよくしていました。

あれから20年、最近たまたま”Sex and the City “の話題になり、”あの4人は、結局1人の女の要素だよね”という話になりました。

聖女マリアなシャーロット、キャリア思考のミランダ、スラットで手段を選ばないビッチなのにハートブレイクもするサマンサ、そして自分を表現する事を追求するキャリー。4人共、自分は自分のままで生き抜こうとジタバタしながら支え合う。確かに、女性皆んなが持っている要素です。

これだからSex and the City はやめられない!

こんな会話は日本独特なのかな?とふと思い、ググッてみると、キャリーの揺るぎないBig Apple への情熱は、当時ティーンエイジャーだった世界中の女性を“いつかニューヨークに行くんだ”と夢みさせた。あの4人のキャラクターやストーリーに夢中になったティーンエイジャー達は、親にバレないようにコッソリ自分の部屋で観ていた、というエピソードが沢山見つかって、生まれた国は違うのに皆んな同じだね〜と思いなんだか嬉しくなりました。

Bibliography:私達が未だに他の何より、セックスアンドザシティーが好きな理由





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