砂山の高さを決めているものは何か?

昔、小さい頃に砂場で砂山をつくっていたとき、友達のお母さんにこんなことを言われたのを覚えている。

”砂山を高くするには一度崩せばいいんだよ”

それから中学生になり受験勉強に目覚め始めた時にこれを思い出して、受験勉強が得意になった。その時に見出した法則はこうだ。

”積み上げた記憶も、どんどん忘れて土台にしてしまうこと。これによって記憶は定着する”

その後、大学生になって麻雀とビリヤードにハマって、熟達することの魅力に取り憑かれていく。その時にも、この砂山のことをよく思い出す。

マネジメントとリーダーシップはこの砂山を高くする作業に似ている。マネジメントは今あるリソースを最大限活用して山を高く積むことだが、それだけでは本当に高い山にはならない。

それを一度崩して、今までの積み上げをすべて土台にしてしまうくらいのスクラップが必要になる。これがリーダーシップのように思う。

そしてまたその土台の上に、山を積み上げていく。この繰り返しによって山は初めの想定以上に高くなっていく。


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