ポジティブな反省をなんと言う?

普段生活している中で生活の1日を振り返っていくように意識づけて手帳に簡単な記録を残しています。
時にその方法としてPDCAサイクルを活用する場合もあります。私にとっての反省は、行動のネガティブな作用であったことと、ポジティブな意味合いを明確にして理解することを目的としています。

「反省してるの?」という、相手へ目に見える態度としてしゅんとしてほしい、落ち込んでほしい、という表層的にわかりやすい変化を期待して言葉に利用している場合が多いように思います。
真剣に受けとってほしい、という部分ではそうですが、基本的には一人で行うことですし、解像度が高くて、かつスピード感を持って省みて次のステージに進む人であれば、そもそも相手に「反省しているの?」とは言われることが少ないように思います。
目に見えない部分だから、見えないことのフラストレーションを抱えている、ストレスになっていることが多いように感じます。これを自覚することが客観的な距離感を掴んでいくのに役立ちます。
自分の思い通り、期待した通りに進まなかった予想外の相手に対して、そこにコミュニケーションを省略して思う通りの変化を与えたい、というのは支配的であったり、ハラスメントという相手をコントロールしたい、自身の衝動性を他者で発散することで、他責に落とし込んで楽になりたい、という行動につながる危険性があります。
また「そんな反省ばかりしてどうするの?それってあんまり良くないんじゃない」と言われることもあります。
私にとっては反省は意味づけで良い面と良くなかった面を明らかにすることで、課題の具体として傾向や対策を立てること、物事の受けいれや、折り合いをつけるための一つの手段として取り組んでいることです。
大抵のことは複合的にいくつかの要因が重なっていることが多いです。その割合を分解することは、物事のグレーの幅を明確にすることだと考えています。

コミュニケーションを取る中で、反応を確かめ合うことが大切です。丁寧にどのように伝わったかを確認すること、自身がどのように解釈したかを言語や態度にすることも大切です。分かりやすさ、伝わるための行動は他者を尊重する行動でもあり、また自身にも還元されることです。
また、起きた悪いこと以外にも、良いことに対しても反省します。良いことであれば、単にラッキーで終わらすのではなく、どこに良さを感じたのか、気づくことにつながります。
生活の復習や見直しを通して、気づく物差しの幅を広げ、経験として成長できるよう努めることが反省の意味です。

良い言葉の変換ができればな、と思いますが、律するでしょうか。

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