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嫁VS姑&小姑100年戦争No.25~53

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田舎の長男の嫁の日常を結婚時より紐解くシリーズ25~53
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2020年6月の記事一覧

嫁VS姑&小姑100年戦争No.43

嫁VS姑&小姑100年戦争No.43

本編40~つまり、お腹をこわさせて入院させたら、アレルギー体質の者は、注射等で亡くなることがあるというのを狙ったといえる。しかも、気味の悪いことに、狙ったことをなにげに告白したのだ。
5000円コース料理の最中に話すことか。

5400円返せ~という気にもなるが、姑にしてみれば、嫁におごってもらったわけじゃない、息子におごってもらったのだという気持ちなのだろう。

このせいだけではないが、他にも決

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.42

嫁VS姑&小姑100年戦争No.42

本編39~姑のそら恐ろしさ続編~私はアレルギー体質で、飲めない薬がたくさんある。でも食べ物では出たことがなかったので気付いてなかったが、今から思えば◯を続けて食べた時にお腹をよく壊していた。

大姑が生きていた頃はドクダミやゲンノショウコを干したものをもらい煎じて飲んでいた。
大姑が亡くなった後、築山にたくさんあったドクダミを少しもらって、うちの敷地に植えておこうと姑にお願いしていた。

ある日、

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.41

嫁VS姑&小姑100年戦争No.41

本編38~姑のそら恐ろしい所は他にもあった。今は作ってもらっている田んぼだが、私は嫁いで22年に渡り、米作りを手伝っていた。
春の育苗箱への土入れ、籾まき、苗出し、代掻き、田植え、稲刈りを担当しており、代掻きは夫がエンジンをかけてくれて、スタート。夫が粗起こしをして、水を張ってなるめた広い田んぼの仕上げで、後ろに横板を付けた乗用トラクターで田をゆっくり回ればよかった。済んだらエンジンを切ってトラク

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.40

嫁VS姑&小姑100年戦争No.40

本編37~境杭の件で、姑が迷惑をかけた近所のボケかかったおじいさんは、その3年後の正月に、家から100メートル出た辺りの溝でなくなった。
同じ近所の一人暮らしのおばあさんの話では、前夜、そのおじいさんが訪ねて来てピンポンを鳴らしたけど、怖くて出なかったとのことだった。何時頃かは聞いてなかったが、その後、自宅への帰り道で溝にはまったおじいさんは動けなくなり、冬の寒さで亡くなったのだ。

ここからは想

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嫁VS小姑100年戦争No.39

嫁VS小姑100年戦争No.39

本編36~私は夫に、「お母さんに聞いてみて、静かにやってないと答えたら、悪いけど絶対やってるから、現地を調べた方がいいよ。」と言った。もし姑がやっていなかったら、烈火のごとく怒るはずだ。

案の定、静かにやってないと答えたので、夫は翌早朝、薄明るくなってすぐ現地を調べた。すると、夜中のうちに、境杭は元へ戻されていた。しかし、境の山に杭を抜いた穴が裾からてっぺんまで残されており、そこに姑が葉をかぶせ

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.38

嫁VS姑&小姑100年戦争No.38

本編35~その頃(家を建てて17年経った頃)、いつもうちの庭に来る姑を阻止するため、婚家からつづく西側入口に扉を付け、夜は鍵を閉めていた。

なので姑は以前のように、夜も好き放題、来るということは出来なかった。しかし、たまたまだが、決算で夜中の3時に起きた私は、婚家から姑の車が出るのを見かけた。びっくりした。どこへ行くんだろうとずっと目を凝らして見ていると、大通りへ出る手前で、車を停めライトを消し

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.37

嫁VS姑&小姑100年戦争No.37

本編34~また姑の話に戻るが~とにかく夫が休みになる日曜日の昼からは、新築の家の回りに張り付いて監視をしていた。
うちの庭に来ない時は、うちの家の回りの田んぼの畔や溝にいた。田んぼは広いのに、とにかくうちの家の回りに居て、草を取ったり畔溝にわざわざ花を植えたりしていた。

畑の時はうちに最も近い畑の角へ。なので、うちの庭にお客さんや友達が来たら何を話しているか、丸聞こえなのだった。
友達(義妹の義

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.36

嫁VS姑&小姑100年戦争No.36

本編 33~その頃、大姑の兄嫁の親戚のおばさんも、うちの会社に働きに来ていた。大姑と姑のいとこで、大姑の実家のおばさんだ。このおばさんも初めは私への当たりがきつかった。

私が地域の女性会へ入ったのを姑から聞いて、とがめた。私は、「◯◯さんに(近所の姑世代の人)に、老人会のお世話もある女性会なので、自分ちのおじいさんおばあさんが(老人会で)世話になるのだから、若い人は協力してほしいと言われて入った

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.35

嫁VS姑&小姑100年戦争No.35

本編32~しまいには、御詠歌を習うから送り迎えをしてくれと頼んできた。私は自分の習いたい事もがまんしている時だったので、頭には来ていた。でもその時も実家の母が、「御詠歌は難しいから、おそらくは長くは続かない、短い間のことなんだから気持ち良くやってあげ~。」と言うので、致し方なく送り迎えをした。しかし、自分ちの嫁が街に居て、使い物にならないからといって、姉(大姑)の家の孫嫁にこんな事、頼むかなと私は

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.34

嫁VS姑&小姑100年戦争No.34

本編31~家を建ててから、毎日家に居て、監視もきついので、日曜日の昼からやっと夫が休みにしてくれて、夫や子供達と12時からラーメンを食べに行くのが、ささやかな私の息抜きであった。子供も4才と3才になっていた。

昼から出かけることがわかると、姑はうちの庭に来て倉庫を片付け始める。はじめは「行って来ます。」といっていたが、「どこに行くんか?」と聞かれるのがうっとおしくて、だんだんと言わなくなった。す

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.33

嫁VS姑&小姑100年戦争No.33

本編30~また姑は、昼間もうちの庭で枠を組んだりして現場に行かない時も多かった。昼時も、隣の自分の家に食べに帰れば良いものをずっとうちに居るのだった。

10時15時の休憩も一緒だった。スタッフが近場の現場から帰って来るので、私はいつもコーヒーを出していた。姑が「あんたがコーヒーを出すけ~帰って来て、ながーこと休憩するんじゃ。」と文句を言っていたが、帰って来られて何も出さないわけにもいかなかった。

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.32

嫁VS姑&小姑100年戦争No.32

本編29~新築の家での生活が始まった。1階は事務所と倉庫、2階が住まいの家だった。大舅は、「鍵を閉めたらいけんど。」と言い、毎日うちへ来た。そして、勝手に入り、二階へ上がり、私のタンスを毎日開けて回るのだ。何でそんなことをするのかわからないが、そのうち慣れていた。

新築祝いに友達が来ている時も大舅は勝手に上がり、挨拶もせずにタンスを開けて回るので、友達は「おじいさん、ボケとってん?」と言い、やは

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.31

嫁VS姑&小姑100年戦争No.31

本編28~手紙に書いた内容は~"今の婚家の土地では、会社や駐車場を建てるには狭く、道中が社用車が通るにも(道が)狭くて、通学の子供達を巻き込む危険もあり、将来に渡り心配が残る。こちらに建てれば、大きな道路に面しているので、すぐに出ることができ、巻き込む危険もなく、ガソリン代も節約出来る。なので、こちらへ建てます。"と書いた。婚家からは何の援助もないのだ。自分達だけで建つなら、思うように建てたいと思

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嫁VS姑&小姑100年戦争No.30

嫁VS姑&小姑100年戦争No.30

本編27~少し寄り道したが、婚家の隣に家を建てた頃の話に戻る~結婚してご飯を何年も一緒に食べてみて、同居はムリと気付き、別居に決めたが、さて何処に建てようかと考えていた。姑の兄などには、婚家の隣の離れを建て直して、早う同居してやってくれと法事の度に言われていた。とても他の所へは出られそうになかった。

第二の分岐点ではあったが、当時は、離れで別居がせいぜいの時代だった。でもそれでは同居と対して変わ

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