嫁VS姑&小姑100年戦争No.36
本編 33~その頃、大姑の兄嫁の親戚のおばさんも、うちの会社に働きに来ていた。大姑と姑のいとこで、大姑の実家のおばさんだ。このおばさんも初めは私への当たりがきつかった。
私が地域の女性会へ入ったのを姑から聞いて、とがめた。私は、「◯◯さんに(近所の姑世代の人)に、老人会のお世話もある女性会なので、自分ちのおじいさんおばあさんが(老人会で)世話になるのだから、若い人は協力してほしいと言われて入った。」と説明した。
「お母さん(姑)がこれからはよう出だすわ(=外出する)。」と言っていたと話すのだ。
このおばさんは姑から聞いた私の噂話を何でも話して批判してくるので、その度に私は説明が出来て、かえって良かった。
だんだん姑の方が悪いとわかったおばさんは私とすごく仲良くなった。
おばさんが年取ってうちを辞めてからも、毎日電話があった。仲良しだったので、おばさんが元気な頃はいつも姑も誘って、夫の運転であちこち連れて行った。年寄りを二人連れ歩いていたから、見た人が「ようしてあげるね。」と誉めてもくれた。姑もこのおばさんが一緒の時はぶりっこしているので、私も処しやすかったのだ。しまいにはアルツハイマーになり施設へ入ったが、そこにも見舞いに行った。亡くなった時も悲しかった。今思うに、おばさんに出会えて、なかなかつらかった嫁生活を明るく楽しく過ごすことが出来た。今でも懐かしく、大変感謝をしている。~つづく~