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最期の時まで②

5月2日
貴女に逢えるのも後8日間
2日は私の実家で親戚の子の誕生日会をしていた。
貴女はどうしていたんだろう?
写真はケーキの前でピースをしている
子ども達の写真だけ。
胃が痛いからと自宅で寝ていたいと言った様な気もするが思い出せない。
それくらい私は危機感が無かった…

毎日具合も悪く、何より寂しそうだった。
食欲も無く日に日に痩せて行ったね…
それでも、私が作る雑炊を
『あぁ美味しい〜』と言って食べていた。

そうだ!
この日、誕生日会が終わったら、その後
私の家に泊まりに行こうと言ったら
貴女は娘だけを連れて行ってくれないかと
言った。
それは可哀想だから、貴女も一緒に来て
家で寝ていなさい。子どもの面倒は私が見るから大丈夫と言ったんだ。

この頃は露骨に自分の娘を負担だ!
重荷だ!と私に言って来たね…
9歳の孫は、母親にそう思われている事に気が付いていたのだろうと思う。
それでも健気に母親を守る姿に
私は何回泣いただろう…
なんて残酷な病気だろう!
運命?宿命?
そんなもの誰が決めた!
私の大切な娘と孫を翻弄する病気こそが
悪魔そのもの‼️

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