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弦楽の調べ 和洋でめぐる御当地縁起

名古屋は「芸どころ」と呼ばれ、芸能や文化を大切にしてきた街なのだとか。そんな歴史的背景を受け継ぎ、邦楽器と洋楽器をコラボレーションした音楽コンサート「弦楽の調べ 和洋で巡る御当地縁起」が、11月12日(土)ナディアパークのアートピアホールで催されました。

琵琶の細川華鶴子さんの独奏で語られる「蓬莱島縁起」から始まりました。その後幕が上がると、筝・三味線・尺八がずらりと並ぶ舞台。筝曲正弦社の演奏が始まります。

熱田神宮は元来「蓬莱島」と呼ばれ、不老長寿の象徴と言われています。ストーリーは三英傑や名古屋城の話などと続き、名古屋を所縁にした楽曲を演奏されました。それぞれの曲間では、司会の松本ありさんの語りが入り、会場を盛り上げます。

後半はセントラル愛知交響楽団の管弦楽が加わりました。今年は千利休が生誕500周年を迎えるということで、千利休が生きた時代の楽曲「グレゴリオ聖歌」などを和洋共演で演奏。音楽の彩りが増します。

そして筝曲の代表的な曲でもある「六段の調べ」。筝の独奏から始まり、徐々に楽器が増え、アンコールの「さくらさくら」でクライマックスを迎えました。

ちなみに本日はやっとかめ文化祭のラスト2日目ということで、旅する判子をコンプリートされた方も。今回のイベントにちなんで、「べべん」と唸る三味線の判子を押させていただき、とても喜んで下さりました。

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レポート:M.Kondo 写真:馬渕 望

■レポートしたプログラム

■芸どころ名古屋舞台

■やっとかめ文化祭

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