おかげさまデスノート12
ぎょっとした。
洗面台で手を洗っていて、ふと顔を上げたら、髪はボサボサのちょっと汚らしい顔が見えた。
まじかぁ、これが現実かぁ。
一生懸命やってきて、
こんなに疲れて、
こんなに楽しくもなく生きてきた、
その結果がこの顔か。
残念すぎるだろ。
別に芸能人になりたいとか、顔で勝負したいと言うことではないけれど、
私の苦労してきたと自分では思うこの人生が、
この顔なのかと思うと、とてつもなく残念に思えてきた。
顔の造りは、中の中で凡人だ。
けれど、せっかくの生まれ持った凡人さすらもったいなく見えるほどの
みすぼらしさというか、汚らしさというか、ボサボサというか、、、。
これが、現実。
諦める。
仕方ないと言う意味ではなくて。
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