『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)登場人物一覧
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こちらは好評発売中の『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)の登場人物一覧ページとなっております。読書の際のご参考にしていただけましたら幸いです。
なお、本作はこんな本です。
登場人物の肩書は二・二六事件発生当時のものです。
捜査陣
林逸平 憲兵軍曹
主人公。諸般の事情で休職していたが、二・二六事件を受けて呼び戻され、山口一太郎の思想調査を行なう。《忠犬》の異名を持つ。
大谷敬二郎 憲兵大尉
逸平の上司。山口一太郎の思想調査の責任者となる。《剃刀》の渾名を持つ優秀な憲兵。
坂本俊馬 大佐 東京憲兵隊隊長
逸平、大谷の上司。二・二六事件捜査の指揮を執る。
石原莞爾 大佐 戒厳司令部参謀
満州事変の立役者。二・二六事件終熄後、山口一太郎の思想調査に当たる逸平や大谷になぜか粘着し、共に捜査に当たる。
陸軍関係者
山口一太郎 大尉
異能の技術将校。二・二六事件を起こした青年将校と関係が近く、青年将校の宮中工作に協力していた虞があり、思想調査を受けることに。本作の焦点。
柴有時 大尉
山口の古い友人。陸軍戸山学校で教鞭を執る。
景山誠一 陸軍大臣官房二等主計
山口の古い友人。一度病気で軍を辞めたが、自力で大学を卒業し陸軍に舞い戻った異色の経歴の持ち主。
田中弥 大尉
山口の古い友人。陸軍大学校で教鞭を執る。
行田希日登 大尉
山口の陸軍士官学校時代の同級生。今は技術将校(専門は化学)として勤務。
上國西彦 中将 陸軍造兵廠長
技術将校。山口の元上司で、行田の現上司。
東川武男 陸軍勅任技師
上國の下で働く軍属(軍に雇われて働く民間人)。
栗原安秀 中尉
二・二六事件を起こした青年将校の一人。クーデターに参加すると吹聴しては計画が中止になることが続き、「ヤルヤル中尉」の渾名がついていた。
安藤輝三、磯部浅一、村中孝次
二・二六事件を起こした青年将校たち。
本庄繁 大将 侍従武官長
山口一太郎の義父。満州事変当時、関東軍司令官。山口は本庄を用い宮中工作を行っていた疑惑がある。
武藤章 中佐 陸軍省軍事課課長代理
統制派の一人。事あるごとに逸平の前に現れ、山口の捜査を止めるよう忠告する。
橋本欣五郎 大佐
陸軍内の結社・桜会を率い、三月事件、十月事件といったクーデター未遂事件を起こす。
相沢三郎 中佐
皇道派将校。
荒木貞夫、真崎甚三郎 共に大将
皇道派の領袖たち。
永田鉄山、東條英機
統制派の領袖たち。
伊藤常雄 少尉
山口の下で働く。二・二六事件当時、山口と様々な人士を繋ぐ伝言係を務める。
民間人
西田税
山口の盟友で、二・二六事件を起こした青年将校を"指導"していた容疑で逮捕抑留。もとは陸軍軍人だが病気で予備役に入っている。
北一輝
国家社会主義を唱え、青年将校、皇道派に思想的な影響を与えた思想家。青年将校を”指導”していた容疑で逮捕抑留。
石橋恒喜
東京日日新聞記者で陸軍番。ひょんなことから山口一太郎と知り合う。
青柳芳彦
ベンチャー企業、録音科学研究所の社主。参謀本部から頼まれて盗聴録音機を製造、その際、上國から紹介を受け、山口一太郎を招聘する。
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