55468_曽呂利書影帯付

『曽呂利』ご展開書店様④&『桔梗の人』を行くその②

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 まずは曽呂利ご展開書店様のご紹介です。

 未来屋書店BOOK&CAFE高崎オーパ様が、公式ノベルティをお取り寄せ&ご紹介してくださいました。誠にありがとうございます!

 沼津の書店さんであるマルサン書店仲見世店様もノベルティともどもご展開くださっております。オリジナルのポップも作ってくださいました。まことにありがとうございます。沼津の皆様、ぜひともよろしくお願いいたします!

 あと、Twitterでこんな意識調査を行なっております。まあ、ご協力いただけますと幸いです。曽呂利新左衛門をご存知の方もそうでもない方も、文庫版『曽呂利』をよろしくお願いいたします。


 さて、今日は「桔梗の人を行く」と称して、取材成果の一部を皆様にお見せしようと思います。

 はい、というわけで宮津です。
 宮津と言えばそう、天橋立です。というわけで、生まれて初めて天橋立を見に行きましたが、目の前の海も内湾のゆえかひどく穏やかでした。琵琶湖といい、宮津湾といい、この取材旅行で目にした海や湖は波ひとつない鏡のような水面でした。このイメージは、間違いなく「桔梗の人」にも生かされておりますのでぜひともご期待いただければと。
 ものの本に曰く、天正九年、細川幽斎(この時点では”細川”でも”幽斎”でもないのですが、便宜上この名義で説明します)が明智光秀を招き、船の上で天橋立を鑑賞したという逸話があります。なんというか、幽斎、どこまでも期待を裏切らない男だなと言わざるを得ないっ……!
 わたしのツイート二つ目の門は、唯一宮津城の遺構とされているものです。実は今、宮津の町には城は残っていません。幽斎が関ヶ原の戦いのときに一回自焼し、明治期に解体してからは町に飲み込まれてしまったのです。けれど、町歩きをしてみるとなんとなくお城の形が分かってくるのが楽しいですね。
 そして、宮津の町には、細川ガラシャ(この表記も正確ではありませんが、従来知られた呼び名を用います)の像もありました。こりゃあれだ。宮津の町、2020年の大河ドラマの際には大盛り上がりになるのだろうなあという気がひしひしとしました。
 そして、宮津といえば「化粧地蔵」です。化粧地蔵というのは日本海側の一部、福井から京都近辺に存在する風習で、地蔵盆と呼ばれる時期、地蔵様に白粉を塗ったり顔料を塗りつけたりするものです。けれど、宮津は子供が自由に色を塗るという形式のため、ものごっつサイケデリックな地蔵様になってます。もちろん光秀関連の取材でお邪魔したのですが、こういう国ぶりを見ることができるのも、旅行の楽しみと言えましょう。

 というわけで、『曽呂利』もそうですが、『桔梗の人』もよろしくお願いいたします。『桔梗の人』は無料で読めるよ!

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