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桔梗の人第四話公開&アンソロジー参加します

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 今日明日は告知なんだぜ。

 まず、連載中の「桔梗の人」ですが、第四話が掲載されました。

 明智光秀の長子・明智十五郎の目から見た本能寺騒動の顛末です。ここから物語は少し時計を戻し、ある人物の回想に入ります。……ってこれ、カメラを止めるな方式じゃないか! そうなんです。実は、連載であるにもかかわらず(さらにはミステリ作家でもないのに)チェンジアップ気味のプロットを用意いたしました。楽しんでいただけますと幸いです。ちなみに、第四話では今一つ実態が見えてこなかったことも、ある人物の回想に入ることできっちりばっちり。ぜひともお楽しみに。

 あともう一つ告知です。
 アンソロジーに参加します。

 こんな豪華なメンバーに混じってなんでわたしが書いてるの、という話ですが、理由はわたしにもわからないんだぜ。実はこの短編集を書く際に編集者さんから「谷津さんが歴史ものを専門にしているのは承知の上ですが、思い切って現代ものを書いてみませんか」とオファーがあったものの、「だが断る」と応答、結局江戸時代のバディものになったのはここだけの話です。
 いや、実はあんまり現代ものを書くという欲がないんですよ。現代小説家に現代小説へのプライドがあるように、時代小説家にも時代小説へのプライドがあるのです。
 とまあ、我を通させていただきましたが、果たして現代小説の皆様に伍していけているかというと話は別問題。書評サイトに「谷津だけカテエラ」とか「著しく一人だけ質を落としている」と書かれないことをただただ祈っております(そう書かれないように頑張りましたけども)。

 というわけで、二作とも、よろしくお願いいたします!

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