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GetNaviWebさんで「独裁」選書しました

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 お仕事報告です。
 毎月やらせていただいている選書、今月もUPされました。

 今回のテーマは『独裁』です。
 実を言うと、かなり悩んだ選書でした。
 『独裁』って非常にマイナスなイメージが先行している言葉なので、ある人を指して『独裁者』とか言いづらいじゃないですか。実は日本史上において独裁者といえるんじゃないかという人物の評伝をご紹介しようとも思ったのですが、ご子孫もいらっしゃるので差し控えた経緯があります(念のため書いておくと、ファシズム期の人物ではありません)。

 さて、今回ご紹介したのは上の五冊(正確には六冊)なのですが、毎度の如く選から漏れてしまったものの紹介したい書籍のご紹介です。

 今月はこちら。

『ヒトラーとドラッグ』です。

 独裁者ヒトラーは深刻なドラッグ中毒に陥っていた――。そんなショッキングな史実を発掘したルポタージュで、著者さんは小説家であられるそう。本書の成果が向こうの歴史学会を驚かせたとの由です。
 なぜ本書を紹介しなかったのかと言うと、『独裁者はこんな本を書いていた』と競合したからです。あんまりヒトラーばっかり続いてもねえ……となり、どちらかを落とすことになった際、やや玄人好みな『ヒトラーとドラッグ』ではなく、独裁者列伝的な側面もある『独裁者はこんな本を書いていた』に軍配が上がった次第です。けれど、選書の都合によって紹介できなかった本に過ぎず、『ヒトラーとドラッグ』も大変面白い本なので、これを機会に手に取っていただけますと幸いです。

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