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カフェ・レストラン・ショップのSDGsにつながる取組(社会編ステップ1)

 多くの皆さんが利用するカフェ・レストランやショップでの取り組みが、みんなを幸せにし、自然環境を保全するSDGsの実現に繋がります。
 ここでは、カフェ・レストランや食品などを販売するショップで取り組むことのできるSDGsのアイデア(社会編)のアイデアを紹介します。
 気軽に取り組め、誰も取り残さない、お店の魅力アップにつながる取組を整理しました。

①赤ちゃん連れのお客さんを歓迎するお店

赤ちゃんが喜ぶお店づくり

 赤ちゃんなど小さなお子様連れの親子にとって、赤ちゃんが泣かないか、食べれるものがあるか、心配になるもの。一方で、子育て中のお母さん、お父さんにとって、カフェ・レストランでの食事はとても楽しいひと時。

 赤ちゃん対応の例としては以下のようなものが考えられます。
離乳食などの赤ちゃん用の少量メニュー
ミルクをあげられるよう70度以上のお湯と冷やすための冷水提供
・子供が万が一お皿を落としても大丈夫なようにプラスチックや木のお皿
・子供用スプーンやフォークの用意
・赤ちゃんが遊べるおもちゃや絵本がおいてある。
おむつ替えスペース授乳スペース

 エッセイスト紫原明子さんの呼びかけにより、ウーマンエキサイトによる「赤ちゃん連れの家族を応援するWE love 赤ちゃんプロジェクト。 電車やバス、飲食店の中などで赤ちゃんの泣き声を温かく見守っている人たちが居ることを可視化する「WEラブ赤ちゃん -泣いてもいいよ!-」のステッカーをお店に掲示してみませんか?将来世代応援知事同盟の14県がWEラブ赤ちゃんプロジェクト「泣いてもいいよ!」方言版ステッカー作成。例えば長野県では「泣いてもいいじ」ステッカーが作成されました。

②子供を応援する、子どもが来たくなるお店づくり

 子どもが「あのお店行きたい!」といえば、親子でリピーターになってくれる可能性大。子供がワクワクする行きたくなどお店づくりしませんか?
 2人の子育てを体験している筆者の自らの経験から、以下のような取り組みは子供たちにとても魅力的
・子供が楽しめるおもちゃや本、子どもが遊べるスペースがある
・お子様ランチが複数ある
・お子様用割引き(学割)メニュー
・子供連れで行くとポイントがたまり、ポイントがたまればおもちゃがもらえるポイントカード
・待っている間に塗り絵を楽しめる
・流行しているキャラクターを模したメニュー
・子供向けイベント・ワークショップの開催
 このようなお店が地域にたくさんあれば、子どもを産み・育てたくなる若者も増えるのではないでしょうか?

③障がい者やお年寄りが訪れやすいお店づくり
 
誰も取り残さない、障害をもつ方もお年寄りの方も誰でも気楽に訪れることのできるお店づくりもとても重要です。また障がい者やお年寄りの方にはは介助者や家族が同行される場合が多く、多くのお客さんを招くこともできますね。

③車いすの方への配慮


 
車いすの方への配慮として、以下のようなことが考えられます。
段差のないバリアフリー
・車いすが通れるよう通路の幅が90センチ以上ある
・バリアフリー化が難しい場合は、定員が車いすをひいてあげるなどサポートができれば、お店の温かい配慮をお客様に伝えることができます
・ドアが引き戸になっている
・点字のメニューがある。手話又は筆談ができる

また、車いすの方や赤ちゃんづれのお客様にはお店から近い場所に広い駐車場スペース(横幅3.5m以上)の確保ができるといいですね。これは車いす等の乗り降りには、一定のスペースが必要なためです。
 長野県では「信州パーキング・パーミット制度」を導入し、店舗等に障がい者用の駐車区画の設置を呼び掛けるとともに、障がい者、難病患者、高齢者、妊産婦、けが人など、歩行が困難な方に当該駐車場の利用証を交付しています。https://www.pref.nagano.lg.jp/chiikifukushi/parkingpermit/20151224.html

 さらに、長野県では、「障がいのある人もない人も共に生きる県づくり条例」(県障がい者共生条例)が2022年4月に部分施行され、10月には障害者が移動や意思疎通、サービス利用の際に障壁となる制度や慣行を負担が重過ぎない範囲で取り除く「合理的配慮」を新たに事業者に義務付けることになりました。これにより、カフェ・レストランにおいても障がいのある人が、利用しやすくなるような配慮が求められるようになります。



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