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Logicool G913TKL を買った結果

私のメイン器になりました。

前回、値段を理由に購入をためらったと書きましたが、関心を抑えきれずにひと月ほど後にこちらも買ってしまいました。
下書きを何か月も放置した結果、同メーカーから「MX Mechanical」という別製品が発売されるなどしてこの記事への需要がほぼ無くなっていそうなのですが、自己満足で出しておきます。

購入前

KeychronのK8という、Windows/MacOS 両方での使用に対応しており、日本語配列でかつテンキーレス配列のメカニカルキーボードを買ったばかりだったのですが、これも個人的に完璧とは言えない点があったんですね。それは、

  • 全体的に机からの位置が高い

  • 金属音

の2つです。事前情報ほぼ無しで買ったK8とは違いG913にはこれらの難点が無いと聞いていたので、こちらも買ってしまいました。




結果

購入から4か月近く経過していることもあって、第一印象などなどはだいたい忘れてしまったので、現在使っていて思っていることをつらつらと書いていきます。私が買ったのは、茶軸(タクタイルスイッチ)仕様です。

机からキートップまでが低い(薄い)

厚さは2cmくらい。使っていてもこの程度ならパームレストは要らないなと感じています。MacBook Airのような薄いノートパソコンだとキーまでの厚さが1cmを切っているものがそこそこあるため、それらと比べるとだいぶ厚いですが、両者はキースイッチの仕組みが全然違いますからね。これくらいは許せ。

これがkailhロープロファイルの為せる技か


金属音がしない

大半のメカニカルキーボードは、キーを打った時に「カンカン」という反響音みたいなのが(耳を澄ませると)聞こえるのですが、これはその音が全然しません、素晴らしい。あくまでも「金属音がしない」というだけで、打鍵音はそこそこすると思います。Cherry MXの青軸を「ガチャガチャ」と表すならこちらは「チャチャ」といった感じでしょうか。

キーが重い

スイッチにはバネが入ってるので当たり前ではあるんですが、キーを押したときにキーの方から押し上げてくる感覚が強いような気がします。キースイッチの仕様上はKeychronのK8などで使われているGateronの茶軸よりは軽いらしいなのですが、体感的にはこちらのキースイッチの方が重いです。好みは分かれるのでしょうが、個人的には長時間使い続けていると疲労感があったりなかったりします(どっちだよ)。

右Altがない

これは購入してしばらくしてから気づいたことです。普通使わなくね?と思われるでしょう。しかし、「Alt」+「← or →」という、ブラウザなどでの「戻る or 進む」ができるショートカットがあり、左手マウスや3ボタンマウスを使っている時などにはそこそこ有用です。右Altがあるとこの操作が片手でできるのですが、G913には左Altしかないので使いづらくなっています。MX Mechanical Miniには右Altがあるので、気になる方はそっちを選んだ方が良いと思われます(ただしこちらと違って右Ctrlが無い)。

FNキーとCtrlキーの間にあるアプリケーションキーを使っている人いない説、あると思います。


キー割り当ての自由度が(個人的には)低い

私は「ゴリゴリにカスタムして使う」ことはあまりしないのですが、右Altの件で気になったので使ってみました。ブランド共通のカスタム用ソフト「G HUB」でイルミネーションなどなどを色々カスタマイズできるみたいですが、この「専用ソフトで設定をいじる」スタイルそのものがあまり好きじゃないのですよね(色々なメーカーの製品をとっかえひっかえ使っているから)。キー割り当て機能については、ファンクションキーしか動作を変えられないらしい?ことに加えて「デバイス上にキー割り当ての設定を保存できない」ようで、正直なところ専用ソフトまで用意している割には利便性に欠けるなぁという印象です。せっかく有線/無線/Bluetoothと様々な接続方法で使えるのだから、別々のパソコン/ゲーム機でキー割り当ても使いまわしたいじゃないですか。それぞれにG HUBを入れてアカウント連携するというのも余計なひと手間…と感じてしまうので、うーん。

個人的に使わないF7、F8を戻る、進むにそれぞれ割り振っているの図。「オンボードメモリ」モードではこの設定にアクセスできないようになっている。


バッテリー切れが気にならない

使っている人はたぶん全員言っていると思うのですが、やはりいいですね。
満充電だと1000時間以上使えると書いてあるので、それって何か月?毎日8時間使っていたとしても4か月?内臓バッテリーのくせにすごいですね。

Macでも一応使える

Windows用キーボードだとWindowsキーがCommandキーと対応しないことがよくあるのですが、G913はMacOS対応を自称しているだけあって、ここはちゃんと対応していました。無変換や変換、かな文字キーは従来品と同様お飾りになりますが。



その後

買った直後は「G913はキーボードのゴールの一つ」と思っていましたし、今もその気持ちは残っているくらいには総合的に使い心地が良いです。しかし、私はここ数か月で「自作キーボード」というものに関心が強くなっていまして、かなり長く深い道・沼につかる日々が続きそうです。G913のように使い心地が相当に良くても逃れられない「わちゃわちゃした手・腕の移動」という手間を省くためにまた新たにキーボードを買ってしまったので、現在はそれと取っ換え引っ換えで使っております。

MX Mechanical miniとの選択問題

いわゆる「ゲーミング」感がなく独立したメディアキーも取り払われてコンパクトさが増し、それでいてメカニカルスイッチを載せた同じくLogiccolのキーボード「MX Mechanical Mini」も気になってはいたのですが、今は「もうい(らな)いかな」となって感じております、どうしても右Altが欲しければ買うかもわかりませんけど。
今からG913TKLとMX Mechanical miniどちらかで迷われている方には後者の方がオススメ、かな?実店舗で触った感じは似たり寄ったりで悪くありませんでしたし、向こうの方が1万円ほど安いですからね。質感は劣っているかなという印象ですし、「75%配列」などとも言われる省スペース化のためにキーを詰めているレイアウトで矢印キー付近の操作性も慣れるのに時間がかかりそう、という難点はありますけどね。

こんな旬を過ぎに過ぎまくった投稿を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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