見出し画像

キノコの世界13

「そろそろ行くわ」

 少女の言葉に小人は寂しげな表情を見せた。

 小人は少女の手を引きとあるキノコの前へ連れていく。
 そこでは蛹がちょうど羽化し、巨大な蝶が翅を広げていた。

「綺麗ね」

 思わずこぼれた少女の言葉に。

「乗ってく?」

 小人は蝶を示す。

「やめておくわ」

 蝶は少女を掴むと空へ舞い上がった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 140字小説です。

 Twitterで毎日一話更新してます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://twitter.com/A_S_17697879

 アルファポリスではこれまで書いた140字小説と挿絵がまとめて読めます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/596642125


「あなたの心を揺さぶる物語を。」  あなたの感情がもし動かされたなら、支援をお願いします。  私達はあなたの支援によって物語を綴ることができます。  よろしくお願いします。