仕事に慣れてきた頃にミスを連発するのはこんな人

新入社員の皆さん、新たに中途で入社されたもしくは新たに異動された方

そろそろ新しい業務内容には慣れてきたでしょうか？

慣れてくると周りも見えて来て、気持ちにも余裕が出来たりしますね。

ただ、「仕事は慣れた頃が一番危ない」という言葉があります。

慣れてきているんだから危なくないでしょ！と思うかもしれません。

特に周りの目と評価を気にする人ほど危ないのです。

今回は、失敗しやすいタイプの人と対策について考えましょう。

慣れがダレにならないように…

◆慣れてきた頃にミスするタイプの人はこんな人

さて、仕事に慣れてくると失敗をしがちな人はどんな人でしょうか？

仕事を覚えてたての人は慎重ですからあまりミスをする人はいません。

教わったことに忠実に仕事を進めるからです。

しかもミスした時点ですぐに間違った事を認めて手を止める事が多いからです。

しかし慣れた頃のミスというのは、手を止める事が出来ず取り返しのつかない事になってからミスが発覚することが多いのです。

そういうミスをしてしまうのはどんな人なのか考えてみましょう。

★仕事が出来ていると思われたい

仕事って自分のペースでできれば一番良いんだけど覚えのいい同期や先輩の期待などがあるとどうしても焦ってしまいます。

覚えた（つもり）と自分に嘘をついてしまいがちです。

「大丈夫！　こんどの仕事もいっちょ軽くこなして上司に良い所を見せてやろう！」と思いがち

結果それに気をとられて目の前が見えなくなって操作をミスします。

仕事に慣れてくると周りが見え始めて、変な色気や雑念が出てきます。

自分の評価を上げる事ばかり考えたり、他人の評価ばかり気にしていると見え始めた周りに評価と上司がちらついてくるのです。

そんな雑念が仕事を雑にするのです。

★こんな仕事なんかやってられるかと思っている

これはミスするのもわからなくもないけど、当然やる気がなければ上の空になってミスするのは仕方がないね。

ただ、なぜやる気がないのかという事を考えてみないといけません。

俺にこんな仕事やらせるなんてこの会社おかしいだろ！みたいにもし思っているのだとしたら

状況はますます悪くなっていきます。

そう思っていいのは、任せられた仕事が完璧に出来てからの話ですね。

★プライドが高い

プライドが高くて、馬鹿にされたくないから知ったかぶりしてうろ覚えのまま行ってしまって大失敗ということもあります。

上司の「え？覚えてないの？」という言葉が何よりも傷つく人にありがち

言われたくない！という事が優先してしまい、それでトラブルになったときによけい怒られるという思考が完全に飛んでいます。

実は上司だってそれで失敗するなら何回でも聞いてくれって思っているよ。

★完全な慢心

これは完全に自分は完璧だと勘違いしているパターンです。

自分が間違うわけないだろと思っている勘違いが間違えを見えなくしてしまいます。

人間ってどんなに確認したとしても間違う生き物だという事がわかっていないのです。

間違えないと慢心している事がもう間違えですけどね。

◆仕事に慣れた！と思った頃に気を付ける事

では慣れた頃に失敗しない為の気の持ち方について考えていきましょう

★確認している姿勢を見せた方が安心される

指示する上司の側としては、失敗される位ならカンペでもなんでもいいから慎重にやってくれた方がいいのです。

うろ覚えで作業をされる位なら、手順を確認しながらやっている方がお互い安心でしょう

上司にまだ覚えてないのか？と言われるかもしれないと心配であればあえてこう言いましょう。

「一通りは頭には入ったんですけど、もういちど正しいのか手順を確認しながらやっています」

これで疑うような上司ならば皆が失敗を恐れる環境を作り出している上司の責任が大きいね。

★失敗した時の方がよほどダメージが大きいと知る
「注意1秒ケガ一生」という言葉もあるように、ちょっとした不注意が人命まで脅かすこともあるんだ。

皆さんが憧れの職業といえば航空機のパイロットですが、現に事故原因で一番多いのがヒューマンエラーなんだよね。

その為パイロットは目的地に向かう際に各タスク事に「チェックリスト」を使っている。

結構アナログな方法をつかっているけどそれが一番確実なんだ。

皆さんの職場にもチェックリストってあるんじゃないかな？

でもちゃんとやってるかな？？何日分かまとめてレ点つけてないかな？

あのプロのパイロットでもチェックリストで毎回必ずチェックをするのです。

パイロットは手順を覚えてないのか？と人の目を気にして絶対に仕事をしません。

何を言われようともパイロットが失敗したらどうなるか？　いうまでもありませんね。

一時の恥を忍んででも、かっこ悪くても過信せず慎重に進める以外の選択肢はありません。

★仕事でのミスは必ず起こるという事を理解する
あのパイロットの方達でも毎回必ず確認するのです。

ですからミスは必ず起こるという前提のもとに慣れてきた頃が一番危ないという自覚を持って慣れてきたらあえて慎重に作業をする位の気持ちで取り組むことが大事なのです。

ミスは人間なら誰だってするのですから…

逆に人目を気にしたり自分を過信したりやる気がないと気を抜いてるとあとあと損をしてしまいます。

それでは何をすればいのでしょうか？

チェックシートを作れればいいけど、そこまでする必要はありません。

慣れてきたなと思ったら、あえて手順を慎重に確認することを意識するだけで全然変わります。

あと、周りの目を気にしない事も大事な事ですよ。

まとめ
・人の目を気にして背伸びをしない事が大事。
・ミスするというリスクの方がよほどダメージ、一時の虚栄心（見栄を張る事）に流されない。
・慣れてきたな…と思ったらおさらいの意味でも今一度慎重に手順を確認する。
・確認することを指摘する上司は相手にしなくてもよい。

慣れたからこそ、一層手順を意識するようにしましょう。