![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135174455/rectangle_large_type_2_bf51c2ecacb4053df9047d525d3eb72f.png?width=800)
フォロワーの皆様への御礼:結婚1周年を前に
昨年、交際して6年になるプラハくんと結婚いたしました。もうすぐ結婚1周年を迎えます。
この記事は主にTwitterで人生が交差した方々にお礼を伝えたくて書きました。ツイッタランド(頑なにXとは呼ぶものか)の皆さまがいなければ、この茨の道をきっと乗り越えられませんでした。
元々プラハくんとの色ボケをかますために開設したはずが、居心地が良すぎていつしか本アカへと変貌した私のアカウント。
読み返してみるといろんなことがありました。
サガミオリジナルさんにデート代を負担してもらったり、
サガミオリジナルさんの20周年記念企画で、デート代を負担してくださるというものに当選していました🌸
— わたし (@yatebetaki) December 18, 2019
デートの報告書と併せてわたしとプラハくんがそれぞれ応募したエッセイも載せてみます。この企画のおかげで本当に幸せな時間が過ごせました。 pic.twitter.com/q9uCGO4xnQ
遠距離に飽いて、研究活動の助成金に応募しまくってパリでの研究活動をねじ込んだり(ちゃんと学会発表して、査読論文や本も出した!)(そしてひたすらバゲット食べてた)、
パリに移り住んで1週間。初めて市内の中心部に行ってパリ観光をしました 明日は年に一度の遺産記念日で、文化的な建造物が一挙に公開されるのでパリ中を回ります pic.twitter.com/6mU7esKiVD
— わたし (@yatebetaki) September 20, 2019
仕事が早く終わったので、去年のバゲットコンテストで2位をとったベーカリーに寄り道してきました。最近食べ比べを始めたフレジェ(苺のバタークリームのケーキ)も購入。庶民的なベーカリーだと今日に紙袋を三角形に折ってケーキを持たせてくれる pic.twitter.com/mTQMI4zY5F
— わたし (@yatebetaki) November 8, 2019
プラハくんの実家で初めてクリスマスを一緒に過ごしたり(チェコのクリスマスの習慣が面白かったのでぜひこのツイートに紐づくツリーを見てほしい)、
チェコのクリスマスがとっても楽しく愛おしかったので、覚えている限りで記していこうかな pic.twitter.com/avBbsSSx8q
— わたし (@yatebetaki) December 25, 2019
夢で知らないおばさまに諭されたりしていました。
昨日夢の中で知らないおばさまが「良い恋愛とは自己肯定感を高めてくれるもの。あなたの欠点も愛してくれて、あなたの存在そのものを認めてもらうことで恋愛を通して自分自身を認められるようになるのよ」って言ってたんだけど、おばさまめっちゃ良いこと言う〜 誰
— わたし (@yatebetaki) December 11, 2019
プラハくんとの出会いによって世界の見え方が少なからず変わったし、つらいことや理不尽なことに対しても、前ほど心荒れることがなくなったと思います。(いや、そんなことないかも。最近も職場のお局ムカつく〜😠って思ってるや)
4年前の今日、プラハくんと出会ったようです。この4年間は大学院に入り直したり、長く付き合っていた人と別れたり、転機となる出来事の密度が高い期間だったのですが、プラハくんと付き合ってからは知らなかった世界が広がって人生がますます楽しくなったと思います。
— わたし (@yatebetaki) December 13, 2019
しかし!!コロナ禍が超超超つらかった~~
今思い出してもちょっと泣ける。本当に辛かった。パンデミック以降、会いたい時に会うことがますます難しくなって、すれ違いも増えてケンカばかりしていた気がする。
ケンカして「もう時差も嫌だし頻繁に会えないしこんな大変な国際恋愛なんてやめてやる😡」とぷんすかしている時にこのアカウントのツイートを遡ると、プラハくんに与えてもらってきた愛の大きさに気づかされて涙がポロポロ出ちゃうんだよな
— わたし (@yatebetaki) March 27, 2020
会えない期間が1年を超えた頃から、ケンカでおさまることなく別れ話にまで発展してきた。2020年の終わり頃からは2,3か月に一度の頻度で別れ話をしては夜通し話し合って、なんとか関係を継続する、という状態だったように思う。
付き合って4年目にして、ケンカを理由に初めて連絡を数日間取らなかったんだけど、意外なほどに大丈夫な自分に気付いたしプラハくんもそうだったと思う 会えないのが当たり前の国際恋愛で、連絡を取り合う意志と忍耐を失うと転がるように関係が終わると気付いてしまった
— わたし (@yatebetaki) December 22, 2020
お散歩しながらプラハくんと電話していたら、選択肢としての別れ話が出てきて人目も憚らず道端でボロボロ泣いてしまうしプラハくんも泣き出して、大人2人がまるで赤ちゃんだったけど、「大丈夫?」と声をかけてくれたおじいさんに恋人とケンカしてるんですって伝えたら「若いね〜」と言われた
— わたし (@yatebetaki) April 25, 2021
そして一番大きな悲劇が、特段の事情ビザの却下。
喉元過ぎれば熱さを忘れると言うけれど、この時のことは未だに怒り心頭です。入管め!
そんなことやあんなこともありましたが、友人や家族、当時の同居人たちに肩を支えられながらなんとかコロナ禍を乗り越えて、2022年の6月から念願の念願の、日本での二人暮らしが始まったのでした。
二人暮らし期間はハッピーハッピーハッピー!!!としか言いようがなく、銭湯にはまって近所の銭湯を制覇したり、毎週末のようにどこかに旅行に行ったり、古くからの、または新たにできた友達たちと飲み歩いたり、それまで会えなかった期間を埋め合わせるようにいろいろなことをしました。
二人暮らしの基礎固めをできたのも大きかった。家事の分担やシーツ替えの頻度など、その後下手したら数十年続く生活の要素を膝付き合わせてすり合わせできたので、この二人暮らしの期間があって本当によかったと今になって思います。
二人暮らしを始めて数ヶ月が経って、お互いに「ああこの人とはこれからもやっていけるな、やっていきたいな」と確信できたタイミングで婚約。(ツイート読み返したら1回断ってました)
チェコ式の婚約をしました チェコでは婚約から1年以内に結婚しないと「腰抜けの腑抜け野郎」と呼ばれてしまうそうなので、これから婚姻やらビザやらの書類仕事がんばるぞ〜 pic.twitter.com/EU3wOBml5y
— わたし (@yatebetaki) October 11, 2022
プラハくんと下半身丸出しで「自宅ディスコじゃ〜💃🕺」って踊ってるときに、唐突にそろそろ婚約する〜?って言われて「婚約指輪はいらないけどせめてもうちょっとムード作ってからでお願いします!!」ってやり直し突きつけた
— わたし (@yatebetaki) September 7, 2022
それから日本で婚姻届を提出するために必要な書類集めに奔走して、満開の桜の下で婚姻届を提出したのでした。ちなみにチェコから婚姻要件具備証明書を取得するのに3ヶ月くらいかかったので、同じ手続きを控える方はご注意ください。
今日はこの場所でプラハくんと写真を撮る夢が叶った pic.twitter.com/HxrnRp8Vwd
— わたし (@yatebetaki) March 24, 2023
一緒に桜に見る約束、コロナで3年も見送ったんだったな 一昨年のこの時期は別れ話も出ていて、桜の下を通るたびに泣きそうになっていたのを思い出す 今月末、ついに婚姻届を提出します
— わたし (@yatebetaki) March 24, 2023
昨年の7月にチェコで執り行った結婚式の様子です。
牧師もカメラマンも世話人も、余興で行ったゲームの準備も、ウエディングケーキとプチギフトも、生歌の披露もDJのセットも全部、家族や親友たちをはじめとする参列者が引き受けてくれました。
振り返ると、私たちに関わる全てのことは、たくさんの人たちが手を差し伸べてくれたからこそ成し得たものでした。
改めての報告になりますが、チェコにて最愛のプラハくんと結婚式を執り行いました 特にコロナ禍で苦しい時期など、ツイッタランドの皆さまの支えなしには乗り越えることはできませんでした 感謝を込めて、友人の撮ってくれた写真(サイコ〜)と共に当日の様子を少しずつ振り返っていきたいと思います pic.twitter.com/Wu6nvJ7YwV
— わたし (@yatebetaki) August 19, 2023
会場は自然に囲まれたホスポダ(チェコでいうビアホール)にて。中庭、テラス席、室内のサロンx2を貸切にしてくれるという大盤振る舞い。下見に行けずオンラインでえいやッと決めたところだったけど大正解だった 会場装飾は近所の花屋さんがホスポダと阿吽の呼吸でやってくれたhttps://t.co/PnVnKXcZKl pic.twitter.com/EcdBFLi0hl
— わたし (@yatebetaki) August 20, 2023
と、ここまでざっくりとこれまでの経緯を振り返ってきましたが、この記事をツイッタランドのフォロワーさんたちに捧げたい。
私が病めるとき、怒り狂うとき、絶望の淵に立つとき、あのときツイッタランドで優しい言葉をかけてくれたフォロワーの皆様へ。
貴方がかけてくれたあの言葉がなかったら、とっくに諦めていた未来に今わたしはいるのかもしれません。
インターネットの大海で出会った顔見ぬ誰かを励まし、一緒に悲しみ、怒り、支えてくれたその優しさと強さに心からのありがとうを。
私たちが結婚1周年を迎えられるのは貴方のおかげです。
サポートの合計から1杯のコーヒー代をいただいたら、残りは入管の改善活動を展開する団体への寄付に充てさせていただきます。