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フランス農家の怒りが示すもの、我々日本人は何を考えるべきか

最近フランスの農家たちが怒りと抗議の声を上げ、
フランスのあちらこちらで
大規模なデモを展開していることが報じられています。
この出来事は日本のニュースではあまり注目されていませんが、
その背後には深刻な問題が横たわっています。
日々フランスのニュースを見ていると
日本人も考えさせられる時が来ているのではないかと思ってしまいます。

フランス農家の怒りの理由

フランスはヨーロッパ最大の農業国、
彼らの怒りが飛び出すことはフランス国内だけでなく、
ヨーロッパ全体に大きな影響を及ぼします。
また事実、
この動きはベルギーやドイツでも発生していました。
彼らが怒っている理由は、
政府による農業用ディーゼル価格および水消費料金の引き上げ、
外国からの不公正な競争、
そしてEUの「過度の」グリーン規制への不満です。
生物多様性の保護などを目的に
農地の一定割合を休耕地にすること、
農薬の使用削減を定めた内容で、
これらは農家たちにとって大きな負担となると予測されています。

パリ中心部に広がる怒り

彼らの怒りは日に日に高まり、
パリに続く道路は800台ものトラクターによって封鎖されました。
Xでも高速道路が封鎖されている情報が共有されています。
800台ですよ!こんな数を見たことありますか?
フランスは歴史的にもストやデモが多い国であり、
今回の農家たちの怒りもその歴史を感じさせます。
彼らの主張はダイナミックで、
まさに革命が巻き起こるようです。

日本人の冷静な態度と考えるべきこと

一方で、我々日本人は穏やかな社会であり、
政治や社会問題に対してあまりにもおとなしいと言えるかもしれません。
毎日ニュースで報道されるのは、政治の裏金問題ばかり。
政治への不信感は増えていくばかりです。
こんなに税金を払っているのに、
政治家は何をやっているの?
でも、そういう私もおとなしく、報道を見ているだけ。
何ができるか?といえば、事実をきちんと知って
選挙に行って投票するだけしかできません。
でも、きっとその一票が、
フランスの農家たちのように怒りを爆発させることなく、
冷静に問題を考え、行動に移すことの基本的な第一歩なのでしょう。

最後に思うこと

フランス農家の怒りは単なるニュース以上のものであり、
我々にも考えるべき課題があります。
政治家の問題に怒りを覚えることも大切ですが、
同時に社会全体に対する関心を深めることは大事。
まずは事実を知って、自分で考えること。
日本人も冷静に怒り、何かに働きかけることで、
より良い社会の実現に一役買うことができるのではないでしょうか。

タイトル イラストは
waratsutsumiさんのイラストをお借りしました。
ありがとうございます。


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