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旅する心、映画の中で-「本で旅するVia」さんでのひと時

荻窪に佇むブックカフェ「本で旅するVia」さんで、
心温まる時間を過ごしましたのでご紹介。
本で旅するViaさんは
1000冊の旅に関する本で囲まれた
「本を読む空間と時間」
を提供してくれるブックカフェ。

最近は日経新聞にも紹介されていました。

そのViaさんで、
バルト三国の食と手仕事に焦点を当てた催し
「バルト三国の食と手仕事」が開催されています。
私は、11月23日映画鑑賞に参加。
Viaさんの2階で鑑賞会は開かれました。

2階での上映会

映画はラトビアのスイティという人々の文化に触れる
日本人留学生とラトビア人のドキュメンタリー映画「ルッチと宜江」

81歳のラトビア人ルッチの家で宜江が一緒に暮らし、
文化や生活を通じ年齢と国籍を超えた友情が穏やかに育まれるストーリー。 素朴な国民性とルッチの81歳という年齢からくる包容力、
それに対し学生で、
これから自分の人生が始まるであろう宜江。
学ぶ姿勢に溢れた宜江が
異国の地ラトビアで自分の国、文化、歴史を振り返りながらも、
自分を見つめ人生を歩んでいく。
素敵なドキュメンタリー映画でした。

刺繍もステキです

この映画を観ながら、
私はかつて宜江のように、南仏のフランス人家族に
ホームステイをした経験を思い出しました。
ホストファミリーが注いでくれた愛情、
日本への帰国時にホストファミリーと涙で別れ、
異国で感じた日本の良さと住みにくさ。
若かった頃の感情や思い出が、一気に蘇りました。
人生の岐路や将来への不安、そして新たな人との出会い。
宜江がルッチに出会い、大きな影響を受けたであろう瞬間に、
自らの過去と重ね合わせることができました。

Viaさんで映画を鑑賞した参加者たちは年齢もバラバラ。
一緒に鑑賞した方々は、バルト三国、
特にラトビアにゆかりのある方が多かったのではないでしょうか。
その場で言葉は交わさなくても、
小さな空間で共有される温かい映画を通じて、
心に共感が生まれた瞬間。
Viaさんで提供された飲み物を優雅に味わいながら、
異なる背景を持つ人々が一つの映画に共鳴し、
心を通わせる瞬間は何物にも代えがたいもの

バルト三国を訪れたことがなく、
事前にほとんどの情報を得ていなかった私にとっても、
この催しは暖かい体験でした。
映画の中で描かれたラトビアの温かさ、人々の手仕事に触れ、
少し自らがその場にいるかのような錯覚さえも。
私の旅の記憶が、映画を通じてさらに心に深く刻まれた瞬間
でした。

Viaさんの「本で旅する」空間は、
文字通り本だけでなく、
映画や人との出会いを通じて、
私たちの心を旅させてくれる場所なのです


本で旅するViaさんのnoteはこちら

旅へのとびら

HPはこちらです。

お時間があられる方は荻窪で
ぜひ美味しいコーヒーと豊かな読書と旅を!

「本で旅するVia」
〒167-0032 東京都杉並区天沼 3丁目9ー13
平日:13:00〜22:00
土・日・祝:13:00〜21:00
定休日:水曜日

奥の個室
フードも美味しいです!


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