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処方箋はアート鑑賞
日本経済新聞で「アートとケア」というコラムで
素晴らしい取組みを発見。
そこには医療の枠組みを超えて、
社会ネットワークを通じて支援される新たな概念
「社会的処方(Social Prescription)」が紹介されていました。
認知症やうつ、薬物依存、貧困、引きこもり……。
さまざまな問題に苦しむ人々が、
医療ではなく、美術館や博物館での
アート体験を通じて
ケアを受ける取り組みが行われているそうなのです。
認知症の患者が一つの絵を見ながら過去を振り返り、
思い出を語り合うことで、
過去の記憶や新たなつながりを見出すのです。
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認知症やうつの患者に、医師らが薬と同様にアート体験を「処方」する――。「社会的処方」と呼ばれる取り組みの一つだ。今、国内外で注目を集めている。
「絵の中にカエルがいる!」「そういえば子供の時、よくカエルでザリガニ釣ったなあ」。3月上旬の佐倉市立美術館(千葉県)、認知症の自覚症状がある高齢者など十数人が絵画を前に感想を語り合った。
最初は口数が少なかったが、次第に感想があふれてくる。1時間余りの鑑賞会の後半にはみな笑顔で、昔の記憶がよみがえってくる人も。様子を見守っていた家族は「普段はこんなに話さないのに」と驚き、喜んだ。
一般社団法人アーツアライブ(東京・豊島)が全国の美術館などで開く「アートリップ」だ。林容子代表理事は「参加者の大半が驚くほど昔のことを思い出す。食欲がわいたり、何を見たかは忘れても楽しかった記憶は翌日以降も残っていたりする人が多い」と話す。
林氏は2011年、米ニューヨーク近代美術館(MoMA)の認知症患者と家族向け対話型美術鑑賞プログラム「Meet Me at MoMA」を視察して感銘を受けた。MoMAの監修の下、マニュアルを翻訳。日本向けに改良も加えて国内の美術館や病院などで提供する。対話を導く「アートコンダクター」の育成にも力を注ぐ。
認知症やうつ、薬物・アルコール中毒、貧困、引きこもり。様々な問題に苦しむ人々を手術や薬などの医療だけではなく、社会のネットワークで支えようというのが「社会的処方(Social prescribing)」だ。ウェルビーイングにつながるとして注目を集めている。実践の場として美術館や博物館への期待は高い。
認知症・うつ・孤立にアートを 広がる「社会的処方」
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海外では、医師が患者に対し、
美術館や博物館の訪問を「処方」する例も出始めているというのです。
カナダではモントリオール美術館が18年、ロイヤルオンタリオ博物館が19年にそれぞれ医師会などと提携して医師が患者に鑑賞体験を処方できるようにした。同様の動きは19年に台湾、21年にベルギーと相次ぐ(ベルギーは3カ月間の試験実施)。
認知症・うつ・孤立にアートを 広がる「社会的処方」
素晴らしくないですか?
お医者さんが
「では、XXX美術館訪問を処方しておきますね!」
とか
「ゴッホのヒマワリ鑑賞を処方します」
ということなのです。
これは素晴らしい仕組み。
アートは人々を傷つけることなく、
むしろ新たな視点や懐古を促し、心を癒してくれます。
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処方箋が美術鑑賞。
早くそのような日が訪れることを祈りつつ、
私もこの「アートコンダクター」という役割に
とても興味を持った記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
薬や手術ではない、病気を癒す処方箋。
なんだか素敵だと思いませんか?
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