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本日は新月、旧暦の元日は何を祝う日なのか?

見えない世界を伝える神社ナビゲーター市口哲也です。

今日は新月です。そして、旧暦の元日です。
旧暦では、冬至から2回目の新月の日を1月1日とします。


冬至は毎年12月20日頃で、月の満ち欠け(新月から新月まで)は約29.5日なので、旧暦の1月1日は、新暦の1月21日から2月20日の間に巡って来ることになります。

1月21日から2月20日は、二十四節気では大寒と立春に当たります。
大寒は1年でも最も寒い時期、立春は寒さもピークを過ぎて、暖かくなっていく時期です。


暗くて寒い冬が終わりに近づき、春を迎えようとするタイミングで、新年を迎えるのです。つまり、旧暦で元日を祝うのは、「春の訪れ」を祝っているといえます。

さて、神社や神様にとって、元日は特別な日なのでしょうか?

実は、アマテルカミ(天照大御神)は、元日に生まれたと「ホツマツタヱ」に記されています。初日の出とともに、お生まれになりました。

禊で生まれたのではなく、ちゃんと母のイサナミさんから生まれました。

父のイサナギさんは、富士山の清らかな池の水で、左目を洗って、太陽に皇子の誕生を祈ったのです。

今日は、伊勢もしくは太陽に向かって、アマテルカミ(天照大御神)の誕生日を祝う祈りを捧げるとともに、世界の平安を祈ってください。

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