宣材写真とは?
滝沢カレン、事務所に全部落ちた!?
滝沢カレンさんがご自身でテレビで言っていたことですが、彼女が高校生の時、モデルになりたくていくつかの事務所を応募したけれど、なんと全部落ちたそうです。びっくりしました。
その後、直接事務所にスカウトしてもらおうと原宿や渋谷を歩きまわり、結果、それがうまく行って事務所に入ることができたそうです。
なぜ最初、全部の事務所に落ちたのかというと、応募する時に送った写真が、携帯の自撮りで写真のクオリティがかなり悪かったとのことで、書類選考で落ちてしまい、面接まで進めなかったと。
あの滝沢カレンさんでさえ、写真が悪いと書類で落とされてしまうのです。
ちなみに書類選考というのは、応募者から送られてきた写真や経歴、自己アピールなどによって選考することです。
モデルになりたい人が事務所に入る時や、モデルさんが仕事を取るためにエントリーする時、どちらも最初に書類選考があって、それに通ると面接やオーディション、という順番です。
ですので写真が良くなければモデル事務所にも入れないし、モデルになれたとしても、書類で落ちてばかりで仕事は取れません。
モデルにとって宣材が大切、と言われるのにはこのような理由があるのです。
宣材写真とは?
さてここから本題です。
宣材写真は、「宣伝材料写真」の略。文字通り宣伝のために使う写真です。
宣材写真を撮る人は、モデルさん、役者さん、タレントさん、アーティストなど。
アーティストの宣材写真は「アー写」と言ったりします。
役者さんの場合はオーディションの場で実際に演技力やキャラを見てみないと分からないことも多いはずですから、モデルさんに比べると一般的に宣材写真の重要度は低くなります。
ですので役者さんの場合はバストアップ1枚、全身1枚の計2枚があればOKで、しかもかなり長い期間、同じ宣材写真を使っている人も多いです。
一方モデルさんは、仕事内容的にヴィジュアルの重要性が高い傾向があります。見た目だけで判断できるならオーディションに来てもらわなくても写真だけ見ればOKですから、書類選考だけでお仕事が決まることも実際あるようです。
モデルさんの場合、応募するお仕事の内容に応じて対応できるよう異なるイメージの写真を予め何枚か用意しておくようです。
例えば明るく爽やかな笑顔の写真、上品な抑制した笑顔で大人っぽい印象の写真、といったように応募するお仕事に近いイメージの写真を何パターンか撮影します。
またモデルさんはオーディションに進んだ場合、BOOK(ポートフォリオ)を持参します。
BOOKはいろんなイメージの写真や、今までお仕事の実績をプリントしてファイルにしているもののことです。
このようにモデルさんにとって宣材写真は仕事を取るための最重要のプロモーションツールですので、頻繁に写真を撮り宣材を増やしたり入れ替えたりして、常に宣材のクオリティを上げようと努力しています。
このnoteにはこれから宣材写真についていろいろ書いていきます。
是非参考にしていただき、良い宣材写真を手に入れて、お仕事につなげていただきたいと思います。
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