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京都へ向かう新幹線で財布をなくした話

僕はクラウドサービスを開発、運用する仕事に従事しています。先日、弊社の京都オフィスで開催されるワークショップに参加するため、月曜の朝から新幹線で京都に向かっていました。ゆったり読書をしていると京都駅に到着。そして新幹線のホームに降り立ったとき、少しの違和感を覚えました。ふとポケットに手をやると、いつもそこに鎮座するはずの財布が消えていました。一瞬、脳がフリーズしました。焦りと不安が胸を締め付けましたが、冷静にならなければなりません。

キャッシュレス決済という名の救済

クレジットカードや運転免許証などのカード類はすべて失くした財布に入れていました。ですが幸い、スマホは手元にありましたし、新幹線のチケットはスマートEXで購入しており、スマホのNFCによるモバイルSuicaで乗り降りできる状態だったので、チケットは問題ありませんでした。すぐに駅員さんに事情を説明すると、丁寧に忘れ物届け出の仕方を教えてくれました。届け出を済ませたのち、京都駅で待ち合わせていた同僚たちと、ランチに行きました。
ランチは東洋亭で名物のハンバーグとトマトのサラダをいただきました。初めて訪れたお店でしたが、たいへん美味しかったです。特にトマトをまるごとひとつ使ったサラダが気に入りました。料金は同僚がまとめて支払ってくれたので、PayPayで同僚に送金しました。

丸ごとトマトサラダ

その後も、タクシーなどの交通費と食事代、お土産代はすべてキャッシュレス決済で支払いました。クレジットカードは利用停止の手続きをしていたため、SuicaやPayPayなどの銀行口座からチャージできる決済方法が重宝しました。小さな古くからあるお店でもキャッシュレス決済が使えるようになっているので安心感があります。
幸いにも、翌日には財布が見つかったとJRから連絡をいただきました。後日、現金もカード類もすべて無事に帰ってきました。JRの方々、ありがとうございました。また、自分のことのように心配してくれて、いろいろアドバイスをくれた同僚のみなさん、ありがとうございました。

技術革新の重要性

京都への旅で重要な役割を果たしたキャッシュレス決済は、近年急速に普及している技術革新の代表的な例の一つです。この技術は僕たちの生活を大きく便利にし、安全なものにしてくれました。ですが、キャッシュレス決済、とくにバーコード決済が利用され始めた当初は、ちょっと疑いの目で見ていた人もいるのではないでしょうか?ですが、そんな技術も今では社会を支えるインフラになっています。
スマートフォンも同様です。スマートフォンの登場は、僕たちの情報へのアクセス手段やコミュニケーションのありかたを根本から変えました。ですが、はじめてiPhoneが登場したときに、それがこんなにも僕たちの生活を変え、生活の中心となることを予測していた人はどれだけいたでしょうか?
技術革新は、常に小さな変化から始まります。最初は限定的な機能や小さな改善が少しずつ積み重ねられ、やがて大きな変革をもたらすのです。

変化を見逃さずに取り入れる

現代社会において、新しい技術が次々と登場しています。このような変化を見逃さないためには、常にアンテナを張り巡らせ、柔軟に対応する姿勢が必要です。技術革新はサービスの質に直結します。日々の生活や仕事の中で、小さな技術的な変化に目を向け、それを積極的に取り入れることで、より便利で効率的なサービスを提供することができます。
技術革新は、僕たちの生活をより便利で豊かにする力を持っています。僕たちは常に変化を見逃さずに、最新の技術を取り入れながら、顧客に最良のサービスを提供し続けていきたいと思いますし、最初の小さな変化を起こしていきたいです。

さいごに

僕はいつも新幹線チケットは事前に予約せず、直前に購入しています。今回も、帰りの新幹線チケットを購入しようとしたのですが、スマートEXに登録していたクレジットカードは利用停止の手続きをしていたので使えません。現金は少ししか持ち合わせていなかったのですが、クレジットカードを停止する前に、Suicaには多めにチャージしていたので、そちらで買おうと思っていました。ところが、京都駅では新幹線のチケットはSuicaでは買えないようなのです。最後の最後にちょっと詰んだかな、と思い、なぜか奥さんに電話をしました。錯乱していたんでしょうね。
電話している最中に、財布に入れていなかったクレジットカードがあるのを思い出し、スマホアプリからカード番号を確認し、スマートEXに登録することで、無事、新幹線のチケットを購入することができました。
失くしたのがスマホだったらもっと困っていたかもしれません。財布をなくしただけで済んで、むしろ幸運だったかもしれません。


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