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思いやリテラシー

4月度より働き方がガラッと変わりました。

よくコロナの時代に、こんな感じで生活できているなと思いつつ。

感謝感謝です。

とにかくこの時期は少しでも人の助けになれることがあれば積極的に力になるようなことをしていこうとアクションし始めて、4月から4カ月近くが経過しました。

その辺の話をしたいと思います。


前々よりずっと話していることですが、僕たちは時間の使い方を自由に選ぶことができます。

働くことも、寝ることも、ご飯を食べることも。

「いやいや、自由な訳ないでしょ。」

と僕も以前はこのように思っていたと思います。

最近になって、時折り感じます。

全て自由に選択した結果が今なんだと。


僕がこの4カ月近くやってきたこと。

自分の身の回りの知っているコロナで困っている地域の事業者たちに対して、正確な情報を届けて、資料作りなどを行うということを行ってきました。

その中で感じるのは、メディアリテラシーのギャップ。

とてつもなく大きいです。

自分に必要な情報をキャッチし、自分のモノにしている事業者さんもあれば、そうでない事業者さんも。大きな乖離があるということに気が付きました。


メディアを通じて、コロナ支援対策の報道を行っても、事業者はさっぱり分からない。申請書類を提出する準備をしなければならないというコトを知るだけで拒否反応が起きてしまう。相談に行くことさえも恥ずかしい。もしくはそもそも自分には関係ないコトだと思ってしまう人がたくさんいた。


そんな現実をこの4か月間で感じました。


自分自身はとにかく通訳士のような役割を徹底しようと心がけました。


支援事業をできるだけ、かみ砕いて説明をする身近な存在へ。

当然全く面識がない人や相談がない方には説明できません。

単なる怪しい人になりますからねw


支援事業について申請をサポートしてくれる機関があるけれども、その機関とそもそも関係を築いていないために、一部の人にとっての拠り所の役割を果たせていない。

いかに必要な人に、その事業を届けていくかにより、地元の産業の困難を乗り越えるきっかけになります。


例えば、持続化給付金で個人事業主に対して最大100万円、法人に対して最大200万円というメニューがあります。

自分の地域でこの支援メニューの使い方を知らなかった対象となる個人事業主が100社いたとします。

100社×100万円=1億円

の資金がまず地元にある金融機関に投入されます。

地元の金融機関はこのコロナショックで発行された国債を購入し、利回りでも収入を得ることができます。

そして100万を得た事業者は自社の経営のためや自分の生活の資金に企てることができます。

このコロナ化で地元地域に1億円のキャッシュが生まれた地域と生まれない地域での経済循環は計り知れないと僕は思います。

そんなことに気が付いているのか分からない人たちがいる。

そんな人ほど、自分の所得がどのような流れで回ってきているのかを理解していないからこのような現象が起きるのでしょう。

細かく触れませんが、この点のリテラシーも今後改善していくべき課題だと感じます。


僕が責任者であれば、各人員が事業者へ電話したり、訪問したりするなどして、相談に乗る取り組みを本当にした方がいいと感じています。


HPに乗せて広報をした。

案内文を郵送した。


この広報を見て分かる人は分かります。


HPや案内文で広報をしました、と言って広報の責任を果たした気持ちに人たちがいます。

確かにこの広報活動は必須だと思います。

しかしもう残念ながら、それはオールドプレーヤーです。

必要な人に理解してもらわないと支援は活用してもらうことができない。

支援策は椅子取りゲームではあってはなりません。

必要な人へ活用していただく。

支援策の中身の理念をしっかりと共有することからしなければいけません。

単なるお金回しや業務ではなく、人助けだということを忘れてはいけないんだと。

そこを徹底していく。

それがプロだと思います。


この現象とよく似た事例を紹介します。

海外からのインバウンドが増えた際に行ったコトは何だと思いますか?

各地に海外の言語で紹介した案内を作りました。

そうすることで海外からのインバウンドの満足度を高めて、インバウンド需要を高める。

もし全て海外からのお客様が観光を巡った際に、全て日本語で書いていた場合、満足度は下がります。

これと同じようなことを広報で行ってしまうのはもったいない。


広報を通じて分からない人がいる、という現状は本当に解決する術を考えた方がいいと思います。

分かりやすい案内を目指す。

漫画でもいいかもしれません。

漫画でも分からないのであれば、電話や対面で案内を行う。

民間の営業ではこのような対応をするのは当たり前な話です。

満足度をいかに高めるのか。


困っていそうな人がいれば助ける。

「困っていませんか?」

その何気ない一言で救われることだってあるんだと。

もしその方が困っていれば、信頼しているあなたであればその理由を話してくれるかもしれません。

その困りごとを解決するサポートをして、もし一緒に解決したならば、きっと「ありがとう」と言ってくださると思います。


4か月間できる範囲で、そんなことを繰り返しています。


もしこんな世界があったらどうでしょう?

自分は幸せ。だけど自分一人以外が不幸せな世界なんて、幸せな世界ではないと思うのです。

もしそんな世界で優越感にずっと浸ってられますか?

自分の周りの人がが幸せそうな顔をしている。

やはりみんながハッピーな世界の方がやさしい世界だなって、思ったりするのです。


冒頭の話に戻りますね。

僕たちは自分の時間の使い方を選ぶことができます。

僕だけが幸せになる世界にも。

僕たちが幸せになる世界にも。

どちらがいいでしょうか。

自分が望む世界へ。

出来る範囲から少しずつスタートしてみてはいかがでしょうか。



p.s. 早いもので、noteも投稿が60回を超えました。

もうすぐ70回。早い早い。皆様引き続きお身体にはご自愛くださいませ。

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