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誰が言ったかが正しいという世界はもったいない

タイトルの通りですが、誰が言ったかが正しいという世界があります。

AさんとBさんが同じ内容の発言をしたとします。

その2人の話をCさんが聞きます。
AさんとCさんで会話をする。
BさんとCさんで会話をする。

Cさんは、
・Aさんに好意を抱いている
・Bさんには嫌悪感を抱いている
とします。

お分かりの通り、AさんとBさんは同じことを言っているのに、CさんはAさんの話にだけ耳を傾けます。

感情で判断をしているということです。

今度はCさんがある相談をします。

その相談に対してAさんとBさんがそれぞれ別のアドバイスをしたとします。

その2人の話をCさんが聞きます。
AさんがCさんにアドバイスをする。
BさんとCさんにアドバイスをする。

DさんやEさんからすると、AさんよりもBさんの方が客観的に質の高いアドバイスをしていたとします。
なぜなら、Aさんのアドバイスは売り上げが下がってしまうアドバイスで、Bさんのアドバイスを聞いていれば、売り上げが倍増すると感じるほどの差があったからです。

Cさんは、
・Aさんに好意を抱いている
・Bさんには嫌悪感を抱いている
とします。

先ほど同様に、Bさんのアドバイスの方が評価が高いのにも関わらず、CさんはAさんのアドバイスを評価してしまいます。

感情的な判断でこのような選択をしてしまった場合、どうでしょうか?

個人的な判断であれば、正直好きにすればいいと思います。
なぜなら責任を自分で負うからです。

しかしそうではなく、会社の経営者や上司が感情的な判断をしてしまったらどうでしょうか。

全うな判断ができる部下の一部は、会社の経営者や上司が誤った判断をしていることを見抜いているけれども、上に従わないと自分の会社人としての将来に影響が及んでしまう。だから見て見ぬふりをして、上に合わせる。

全うな判断ができる部下の一部は、会社の経営者や上司が誤った判断をしていることを見抜いたら、その誤りを改善していこうとする。しかし残念ながら、感情的な判断思考をしてしまう上の人たちは、そのような部下に嫌悪感を抱き、その部下を干してしまう。

このような組織に将来性を感じますか?

それだけ経営者や管理職の立場の上の人たちの判断は大切です。

良いものは良い。悪いものは悪い。分からなければ分からないで勉強する。

分かったふりはしない。

モノゴトを冷静に判断する。そのためにしっかりと聴く。
感情的に好き嫌いがあっても仕方がないと思います。
立場によっては、「それはさて置き」とできる度量が大切だったりします。

簡単なようで難しい人もいると思います。

「誰が言ったかが正しい」という判断ではなく、「言葉の質」を見て聴いて判断をする。

それを意識するだけで、世界が変わり始めると思います。

この質を見極めるのは経験も伴いますよね。

自分もまだまだ勉強中です。
たくさん経験を積まねばと思っています。

これからも引き続き磨いていきたいと思います!

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