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新1年生の息子が出発前に放ったひと言

わが家には
この春1年生になる息子がいる。

黄色の帽子をかぶって
まだ背負いなれていない
ピカピカのランドセルを
よいしょっ!と背負って
今日から小学校に出発した。


玄関を出ると
めずらしくいつも言わないことを
ボソッと呟いていた。


「こわい・・・」


小さな声ではあったが
わたしの耳にしっかり聞こえてきた。


あぁ~
怖いんだな。
そりゃ、初めてだもんね。
大丈夫だよ。


息子が放ったひと言を聞いて
そんなことが頭に浮かび

「そっか~。大丈夫だよ!」
「いってらっしゃい!」

パワーをこめてそう伝えた。



そして、

2歳児クラスになったときに
だいぶ慣れた保育園で
バイバイするときにしていた
いつものおまじないをしようとしたら

「もうそれは大丈夫」

1年生になった息子に
ハッキリと断られてしまった。


息子の成長が
ちょっぴり寂しくて
ちょっぴり嬉しくて

いろんな感情が刺激された朝だった。



「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
「なにがあってもだいじょうぶ!」

息子と2人
声にだして
手遊びのように手を動かして
最後はぎゅ~っとハグ♪

いつもやっていた
このおまじない
もういらなくなった瞬間だった。



着慣れた保育園の制服から
今日からは
黄色の帽子と黒いランドセルにチェンジ。

それだけで成長を感じるし 
いつものおまじないも「不要!」も
息子のステップアップと感じて
とってもとっても嬉しかった。



誰だってはじめてのことは
ドキドキするし不安でいっぱいなはずだ。

何が不安なのか
何が怖いのか

これってモノが
言葉として表現できなかったりする。


少し前までは
「怖い」というネガティブ発言を聞くと

「そんなこと言わないの!」
「早くいきなさい!」

そう声をかけていたけれど

今日は自分の変化を感じた朝にもなった。


ネガティブな気持ちも
たっぷり感じたっていいんだ。



双子の娘たちの入学のときと
いま感じている長男の入学のとき

あきらかに自分の違いを感じている。


あと1時間したら
「こわい」と言っていた長男が
娘たちと一緒に帰ってくる。


学校でどんなことをしたのかな?
怖さは行ってみてどう変わったのかな?
どんなことが楽しかったのかな?

たくさん話を聞いてみよう。



わたしは
ず~っと同じことの繰り返しが
少し苦手だったりするタイプ。

変化が好き

小さな頃から
そう感じている。


妊娠・出産・子育て
自分の変化がこんなにも多くて
正直驚いているが

「変化が好き」

これを毎日感じられる
刺激的な生活は幸せなことだ。


子どもと一緒に
これからもいつもと違う「変化」を発見して
新しい環境に少しずつ少しずつ
慣れていこう。

そして、
「変化」を丸ごと楽しんでいこう。

そんなことを感じている。


ネガティブな気持ちも
ポジティブな気持ちも
自分の感じる素直なままに
これからも「変化」を感じていこう。


▼髙橋泰代のホームページ

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