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対話とセルフラベリングから見えてくること

こんにちは。トッシーと申します。
この記事では、2018年9月以降少しだけ昨日と違うことを始めた結果、ちょっとずつ見える風景が変わってきている体験を書いています。

対話から見えてくる自分の思い

昨年の年末、1年を振り返る中で浮かんできたのが「トランジション」という言葉でした。「移り変わり、変遷」「移行期、過渡期」「(音楽で)転調」という意味合いが、今の自分の気持ちを表しているように感じました。
昨年はエールの1on1サポーターとして活動を始めたり、flierbooklaboで「イチオシ!会」というクラブを作って活動したりと、何か広がっていく1年でした。自分の気持ちに沿いながら広げた先に何があるのか、それを考えようと思ったときに浮かんだのが先の言葉でした。
この言葉を深めていきたいという気持ちになった時に、自分が信頼する方へ対話のお願いをしていました

隔週に1度、対話を行うことで深められていく自分の気持ちや考え。ただ自分の気持ちをお話する回、投げかけられた言葉からじっくりと考える回と30分から60分程度の時間の中で、非常に深い対話ができました。

セルフラベリングという投げかけ

対話の中で自分が明確にしていきたいと思っていたのは、具体的な自分の価値とは何かでした。今までの広い意味のキャリアの中で、一体自分の価値はどこにあるのだろうか、そしてこの先に何を軸としていくべきなのかを整理し言葉にしたいと思っていました。対話する中では、時に答えを見つけようと焦る自分がいました。しかし自分が発した言葉を受け止めてもらいながら優しくフィードバックをもらうことで、じっくりと考えることができました。
コミュニケーションのハブ、橋を架けていく、貢献、天邪鬼、自分を支えてくれる他者の言葉、そのまま受け入れること・・・。
対話の中で、何気なく自分が発した言葉を拾い上げてもらい、つなげてもらうことから見えてきた自分がありました。
その中で投げかけてもらったのが「セルフラベリング」というアプローチです。ラベルとは自分を商品に例えたときの「キャッチコピー」のようなもの。自分の価値を言語化するには非常に良いアプローチだと思いました。
参考にさせていただいたのはこちらの記事です。

ふと言葉になった自分のラベル

「セルフラベリング」というアプローチを投げかけていただいたセッションから数週間、セルフラベリングという言葉を抱えつつも、一旦脇においてみました。何に自分は今何に興味を持っていて、何にチャレンジしてみたいと思っているのか、偶然のつながりはどこからやってきて、何がそうさせているのか。そのような意図を持って過ごしてみました。次の対話セッションの中で、改めてセルフラベリングのお話になりました。いろいろな他者とのつながりの中で相手からいろいろなタグを投げかけてもらいつつも、最終的に選ぶのは自分であるということ。その自発性の中で何か自分の中で見えたものがありました。
言葉にして浮かんできたのは「聴く」「人と人をつなぐ」「場づくり」「やさしさ」「ファシリテーション」でした。
そしてふと言葉になったのが次のラベルです。

「聴く力で場を作るマインドフルファシリテーター」

コミュニティ活動の中で気づき始めた自分の「聴く」という強みと可能性。個性ある人に興味を持ち、人と人をつなぐのが好きという気持ち。そして自然な自分でいるだけにも関わらず、集まる方が楽しそうにしてくれる場を作れることの発見。この2か月間、対話の中で見つけた言葉が、自然とつながったように感じます

ブラッシュアップしていくセルフラベル

先の記事にあるようにセルフラベルは一度作って終わりではなく、仕事やコミュニティなど他者とのつながりの中でブラッシュアップさせていくものだと思います。
『組織にいながら、自由に働く。』の著者、仲山進也さんがとあるセミナーでおっしゃっていたことが印象に残っています。「自由とは何でしょうか」と。人によってこの「自由」に対する答えは異なってくると思いますが、仲山さんは「自由」の反対語として、「他由」という造語をお話されていました。「自由」とは「自分に理由があること」、「他由」とは「他人に理由があること」。社会で過ごしていく上では、他人に理由があることが多いと思います。会社の目標、組織の目標、他者からの期待などです。そのような中で、自分に理由があるものを持てているかどうかという問い、非常にドキッとする言葉でした。
自分の気持ちに沿って、対話の中で深めることで自分はこの「自分に理由があること」に向き合えたように感じます。そしてこのセルフラベリングの言葉が新たな出発点のように感じています。
これからも日々の出会いを大切にしながら、ラベルをブラッシュアップしていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!!


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