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地震にテンションが上がる自分が嫌だ

今日の昼、北陸および日本海側の地域に大規模な地震、津波が起こった。

昼寝をかましていたところ、18年間生きて生きて感じだことのない振動が全身に走った。初めは世界の終わりか何かと冗談なしに思ったが、のちにニュースを見て震度5弱の地震が我が家を襲ったことを知った。もう元旦早々おやすみ気分を満喫できたのも束の間、世間は一気に地震と津波に備えまいと、ツイッターで情報を発信したりコンビニで食料を蓄えている。

こんな大惨事というのに、僕は心の中でテンションが上がってしまっていることに気がついてしまった。というか僕に限らず僕の周りのz世代人のほとんどが、ゲリラ的なお祭りが始まったぞ!と心の中でほくそ笑んでいるに違いない。

それもそのはず、僕達z世代は震災による実害的な被害を直に受けたことがない。東日本大震災で耐震や災害に対してのリテラシーが上がったあとに物心がついたからだ。災害で人間が死ぬなんて、どこかドラマか映画の作り話なんじゃないかと思えてしまうほど、今の若者は平和ボケしてバカになっている。

かくいう僕も平和ボケしたバカの一人だ、震災の話題でインスタストーリーやLINEは持ちきりだし、ぶっちゃけ危機感なんて誰一人感じていない。ふわふわしている。この状況が猛烈に気持ち悪いのだ。震災により人々は大勢亡くなった、惨い死に方や思いをさせたれた被害者なんて大勢いらっしゃる。

そんな方へ今の心情を、見せられるだろうか。震災に遭われた方々への冒涜でしかない。反吐が出る。

もちろん矢面にこの感情は発散していない、「津波とか怖くねーわw」「震災ざこい」みたいな。「気をつけよう」と姿勢を低くした状態で人に接する姿勢は絶対に間違わないよう心がけているつもりだ。だが無意識下では不躾なことに、震災なんて…wと少しばかり自然災害をみくびっている節がある。歴史を学んだとしても、実際に肌で自然の恐ろしさを体験した張本人のリテラシー具合に及ぶ感覚を身につけることは無理なのだ。

だから、皮だけでも被災者の面をするんだ、嘘であっても。

ウチでは犬を飼っているのだが、今回の地震でおしっこを漏らし全身を震わせるほどのびびりようを見せていた。僕もこれくらい、震災を恐怖に思えたら、自然をみくびって調子に乗るという子供で無知な醜態を晒さずにすむのかなと思う。意識化では、震災に遭われた方々を悼む気持ちがよくでるよう、ふりまいていく。


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