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銀座のバーのマスターの経済ニュース 【向こう2年~5年間の企業活動と社会の流れを勘で読んでみる】


「新型コロナ、しばらくして収まって秋口からもう1度始まるのでは」~辛坊治郎氏、日本での感染収束について持論
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200425-00000007-nshaberu-soci&fbclid=IwAR0eKxXVfBwr-kJZstBEUpm57bq8oe7WF8C2fMmGenCbKl1Vcl78SpkIxt



おお~ 勘というか、
思考のセンスが良い方だなって感じる方の記事ですね。

そうそう。
基本的に風邪の仲間のウイルスですから、
「気温と湿度が低下する冬には流行る」
と読むのは正着ですよね。

今、経済活動が止まっている理由は
「ウイルス」ですから、ウイルスの動き、特性をしっかり調べる
のは、企業の経営の舵取りををする上で「根本」として捉える必要があると思います。


向こう2年~5年間の企業活動と社会の流れって?
こーゆー無謀なお題の予測を書く人はあまりいない(笑)ので、ある程度無責任なことを書ける立場の飲み屋?が挑戦してみますね。

最初に結論を書いてしまいます。

【おおまかな流れの読み】
2020 6月くらいまで stay home
休憩(ドコも動かない)

2020夏~秋 go out
高温多湿気候でウイルスは弱まる
攻める(攻めざるを得ない)企業多し
企業→新しい環境下でのビジネス構造を理解
人→家の外に出る
今よりは経済は動くだろう。

2020晩秋~2021冬 stay home
風邪は冬に流行る。
この冬越えが医療的にも経済活動も大変。

※2020夏の段階での攻め手の切り返し、冬越え準備ダンドリが経営者にとっての最大の山場。
企業はこの夏の舵取りをしくじると、次の冬を越せずに飛ぶ。

2021 春以降はある程度楽観視。
2020の1年分のデータがあるので戦える(医学的にも経済的にも)
クソゲーだが2020よりはマシ。
クリア可能。

2022年~2024年は集団免疫でウイルス終息
景気が良いわけではないが、経営的にはけっこうラクだったりする
なぜなら生き残った企業には残存者利益があり攻めやすい、勝ちやすい市況


と向こう5年間を予測します。

よって、今から1年間を乗り切ればみんな道は開けます。がんばりましょう!


根拠、思考回路は後述しますが、
コレは、基本的には勘です。
責任は一切取りません。
ビタ止めで当たることもたぶんない(笑)






点の情報同士を繋いで仮説を立てる「勘」

実業界には、勘の良い経営者の方ってたくさんいて、勘が良くないと社長業はあまり向きません。

これはね、銀座の街でバーテンダーなんちゅーお仕事をしていると、
毎日経営者や人事部長の方々と「経済の予測」をトピックをした情報交換と仮説の組み上げ、経済ニュースに出ない裏話、よもや話なんかを、毎日毎日することになります。


※頭が良けりゃ社長業として成功するなら、東大卒でロジカルシンキングを鍛えた外資コンサルのコたちが起業した時に、100発百中で億万長者になるし、株の運用だけで成功し続けるでしょw)

勘が悪いと社長業ではまぁ~10年は生き残れない。
(新規設立される会社の10年の生存率って6.3%)

続いている会社の社長さんは大抵みんな「勘」が良いということです。
じゃあ、社長業に必要な勘って具体的になんですか? ってお話ですが、



・情報の収集の範囲が広く、早く、正確
・点の情報からの全体像の仮説を立てる想像力が高い
・仮説の段階でも素早く力強く意思決定をして推し進める


すると、たいていの事業の場合、企業の経営はうまくいく。
みんな365日間毎日思考を絶やさず、未来の世界を読むために愚直に努力を重ねている ということなのですが、
他の職種に携わっている方から見ると

「勘が良いなぁ~」

とか「あの社長はブっ飛んでいる」
とか「飲み歩いて遊んでばっかだ」

と分類され、
社長さんたちは成功の秘訣を聞かれると、、、
「そうだねぇ。運がよかったからねぇ。。」とかって答えているということです。

すごいな~と思ったのは
2019年の9月 創業した会社をYahooに2400億円で売却した
前澤社長。
これはすごい。
結果として最高値で会社を売り抜いて逃げ切っているんですよね。

パンデミックが起こることそのものを読んだわけじゃないだろうけど、
「なんとな~く潮時な気がする」
感性と意思決定と思われます。

「オリンピック」って、開催した国は例外なく開催後には景気は冷えるので
2018末あたりには、藤田晋さんなど、勘の良いタイプの経営者さんたちは「引き潮」判断をして退却や守りを始めましたが(僕もそれを見て創業した事業を躊躇なくお譲りして固定費を1/3まで絞った)

前澤社長は2019 9月 

で引き。

ギリギリまで引っ張って?から紙一重で売り切る離れ業。
なぜご判断されたかはご本人のみぞ知る
ですが、結論、タイミングばっちりです。

感性を磨き抜いたアパレル企業の社長さんらしいストーリーだと思います。




さて、パンデミック及び、経済の流れのお話に戻させて頂くと、

ウイルスの特性が数字のデータで医学的に解明ができれば、

予防ワクチン および 治療薬 の完成を待たずとも、
自宅待機命令?を段階的に解除をして、経済活動はある程度再開ができる(工夫をしてやりようがある)
と思われます。


というより、経済活動をする企業側は、
財務的な理由で「待てない」から再開する。欧米諸国しかり、日本政府も段階的に外出を認めるはずです。


・予防ワクチンは作るのに1年以上かかる
・ウイルスは変異をするので予防ワクチンは当面利かない

という前提条件を置いた場合、医学的な切り口での完全収束には2年。

2年も経済を封鎖した状態では90%以上の企業の経営は持ちません。
※前々回に、営業利益率10%の企業の売り上げがゼロになると、
1か月で大体5か月分の利益が吹っ飛ぶ

ということを書かせて頂きました。

まあ~ 今のような国民全員が自宅に引きこもる「超自粛」は持っても半年です。
2年は無理。どこの国も、どこの企業も。

てことはね、
企業(人類)は、ウイルスが収束しない環境下で
適度に活動範囲を戻しながら経済活動、
仕事をしていくことになります。



「採用と経済、これからどうなりそう??」
と聞いて頂く中で、
確かな事は何も言えませんが(誰にもわかるはずがない!)


飲み屋のマスターが話す
スポーツ新聞の競馬予測程度の
個人的な「勘」のお話でも宜しければ、書かせて頂きます。

キャリアアドバイザーのお仕事も、ベンチャー経営のお仕事も起業も採用も事業売却も 全部、勘で勝負して生き延びてきたから(笑)


最初に仮説をズドン! と置いてしまいましょう。

今年11月から感染が流行るのは不可避
(インフルエンザは冬に流行る。基本的に風邪の仲間とした場合)

と、厳しめの仮説を置いた場合、、、(その上にすべてのロジックを組み立てます)


企業の経営者たちは逆説的に
「高温多湿の今年6月~10月に積極的に企業は経済活動をして少しでも多くの現金を稼いでおくのが正着」と考えるでしょう。

※そうしないとキャッシュフロー的に次の冬が越せない企業は少なくない。
※自宅待機命令も半年は持たないし人は動くだろう。

財務的に冬越えが見込めない企業(貯金が足りないってことです)
の経営者たちは2020年の初夏から死に物狂いで会社も人も事業も動かすはずです。
稼いでおかないと冬に倒産しちゃうから。


一方で、、、
現在起こっている世界同時株安とグローバルなサプライチェーンの断絶による不景気の波が日本企業と人の生活に届くにはタイムラグがあって2020夏から実体経済に影響が及ぶ
(大企業で働く会社員の方々のほとんどは、まだ減給 とか 解雇 とかされてないから「不況」の実感はそんなにありませんよね?
 3か月~半年くらいの時間差があるわけです。)


尚、世界不況の波が来ていない段階の今

4月~6月の外出自粛による売上低下にすら耐えられない企業の事は、残念ながら政府は見捨てます。実際、見捨てられています。

資本力の弱い企業→強い企業に国民の労働力を再分配した方が国全体の経済効率は良く、法人税の税収も将来的に上がるからです。

国家全体の経営としては、それは正しい。。


つまり、2020年の夏は生き残った企業の
・冬が来る前に思いっきり稼がないと!
という経営者たちが
・世界同時不況の波に立ち向かう



という構造になるわけです。
たぶん。





この夏に、経営者が選ぶのは

1 極端な攻めに出る
(もーーー貯金ないし、売上げを上げて攻めるしかねぇ!)

2 極端な沈黙をする
(1年間やり過ごせる貯金あるし、とにかく守ろう)

3 廃業をする
(勝ち目がないし、会社を閉めよう)

基本的にはどれか。

なので、
今年の夏は 何かしら
「ウイルスと共存しながら積極的に経済を回す」
方法を一生懸命考えて、攻めに打って出る企業、新しいビジネスが流行ると思います。

ただし、みんな手探りだから「当たらない商品、当たらないサービス」が乱発されるでしょう。


ソコのマーケットにもう1者現れる経営者は、、、
4 極端な攻めに出る
(貯金めっちゃあるので、ライバル会社減って、会社がたくさん倒産するこのタイミングに、良い会社を買収して、人もたくさん雇用して攻めよう)

これです。 

この人たちが主役になる。


リーマンショックの時との違いは、
「内部留保」(要は、会社の貯金です)
をしっかり貯めている会社が少なくないということ。

特に、
キャッシュを沢山持った非上場のオーナー系企業 
が攻勢に出ると思います。


上場企業たちは、株価が下がると動かせる資金が減って沈黙します。

世界中に拠点を持つグローバル大企業も打撃は避けられない。
採用も、投資活動も鈍る。



「上場大企業が沈黙するこのタイミングを待っていた!よーし 攻めてやろう」
という経営者の方(しこたま内部留保を溜めてきた中堅どころの老舗企業、ミドルベンチャー)
はたくさんいるはずです。

だってさ、競合企業は
2 極端な沈黙をする
3 廃業をする
がたくさん。


攻め時、会社の買い時 
として火事場の中であえて逆張りで攻める社長さんは結構いるでしょ。

このムーブメントは必然です。





なので、2020年は夏ごろから冬越えまで、
1 極端な攻めに出る弱者企業
(もーーー貯金ないし、売上げを上げて攻めるしかねぇ!)

4 極端な攻めに出る強者企業
(貯金めっちゃあるので、ライバル会社減って、会社がたくさん倒産するこのタイミングに、良い会社を買収して、人もたくさん雇用して攻めよう)

がウイルスによる産業構造の変化の中で、縮小したマーケットのシェアを取り合って入り乱れるバトルロワイヤルが起きる


というのが僕の読みです。

経済ニュースの報道を見て
「大不況が来るぞ~ どうしよ~」と悲観しても仕方がないですので、

ココは「チャンス」と前向きに捉えたほうがいいと思います。

極端に勝つ企業もあるし、
業界内での順位が変わる下克上みたいなこともたくさん起こるでしょう。
実際、ビジネスのチャンスはたくさん発生すると思います。


不景気の中で、会社員として働いている方が転職活動をする場合、
求人の数自体はかなり減りますが、求人の質は上がる。

この状況の中で「増員」をする企業は、

お金をたくさん持っている かつ 勝ち筋が見えている企業。
つまり地力が非常に強い。

逆に安心で、良い求人が揃う傾向はあるはずです。


4 極端な攻めに出る強者企業

ですね。

自社が死に体だったり、沈黙してただただ守る仕事が退屈な方は、転職を狙ってみるのもアリ。
非常にチャンスです!
この市況の中で、攻める企業で働いてみるのは、面白いと思いますよ~


怖くなんてないよ!
だって、勤務する会社が倒産したって、別に死なないし借金は負わないんだから!

2 極端な沈黙をする強者企業
はそもそも人を新規で募集しない。

1 極端な攻めに出る弱者企業
の求人は、たま~にある。アブないやつです。
ちゃんと会社の財務データを調べて入社を避けましょうね。

ヤバいのを知っててあえて飛び込むツワモノ、招聘されるツワモノ(経営の立て直し屋)が部長職~役員のレイヤーにはちょくちょくいらっしゃるので、
ソコに限っては能動的な転職、人の流動性は上がり、その方々を起点に企業の組織、事業は改革が始まって動くことでしょう。






さて、市況の予測のお話に戻すと、、、


2020年の4月~2021年の3月末

は、経営者にとっては
「最悪の1年をどう越すか?」の戦い
になるでしょうね。

情報はまだ全然足りませんが、
現時点で?
と聞かれたら、僕はそう捉えて、
経営の舵取りをしています。

2020の夏~冬越えはガチの戦いです。

なので、
今~6月末までは休憩してるくらいで丁度いいと思いますよ!

stay home を楽しめるライフスタイル、プライベートの体制を整える。

会社役員であれば、、

今の段階から社員に「売りまくれ!」などと、突撃命令を社員に出して、消耗させている場合ではないです。
社会で消費が止まっている時には、基本的に何も売れない(笑)

売上減少の直撃弾を食った会社は、とっとと4月~6月 の営業目標は無くした方がいいかも。

ムリな目標を社員たちに追わせてもストレスを積み増しするだけ。意味が薄い。

できる範囲で頑張ってくれたら十分だよ~
自宅でゆっくりしててね。
夏からはたぶん思いっきり働くよ!

ってのが定石だと思います。
コストはできる限り削ぎ落として ですが。


そんなこんなで2020年をなんとか乗り切った後


2021年の春からは、、ある程度楽観視しています。
何故ならば、2021年になれば、2020年の過去のデータがあるので(医学的にも経済的にも)
あらゆる問題に対する対応がしやすい。
人類はみんな、試行錯誤しながらウイルスとの戦い方を学んで、有効な対策を沢山打つでしょう。
2021はクソゲーですが、2020の1年よりはマシ。
いくぶんか乗り切りやすい。


2022年~2024年は攻めるのが面白い年(勝ちやすい)
になると思いますよ!

ウイルスに対する集団免疫が進むのはもちろん、
2020年-2021の間に、相当数の会社が倒産・廃業・撤退 するので生き残った会社にとってはライバルの数が少ない。
攻めやすい、勝ちやすい市況になります。

これを、

残存者利益


と呼びます。
割と、ラクチンに勝てる。
前回は、2012年~2014年あたりですね。
踏ん張り切れば、良い時代が待っています。



以上が、、、


カン!ですwww


まぁ~ 僕なりに毎日超~真剣に考え続けていることがらではありますが、
未来のことなんて誰にも分らないですので、

「競馬新聞」くらうの信ぴょう性で楽しい読み物として
読み流していただくくらいがちょうどよいと思います(笑)

前提条件を「2020年末にもウイルスが流行る」として辛口に読んでいるから、戦争でも起こらない限りはこれ以上は悪くならないとは思う。



マクロ経済学の緻密データ(専門家さんたちがたくさんいますね)というより

「経営者さんたちの心理がどう動くか?」を読んで大筋で逆算する

飲み屋っぽ~い予測です。

細かい根拠のデータは、経済紙や、なんちゃら総研のレポートを読んでください(笑)


というわけで、

僕自身の近況ですが、、


3/31の最終営業日

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本当に楽しい思い出です。
みなさま、本当にありがとうございました!

4月1日~自分のお店を閉店しました。
緊急事態宣言を待たずしての自己判断です。


お店の空家賃と人件費を支払いながら家族4人を養うため、
毎月100万円くらいのペースで虎の子の貯金が溶ける暮らしが始まりました。

月収マイナス60万円。月収0円じゃない。
ある日突然、ニート以下の経済状態の失業者です。
ツラすぎて、笑うしかないです(笑)

経営リスクを分散させるために
・飲食店
・法人向けの顧問業
・人材エージェント業
事業ドメインを3つに散らしてリスクヘッジを3段構えにしていたつもりでしたが、、、
盲点は【3業種とも直接人と接する仕事】であったということ。
パンデミックのリスクまでは考えてなかった!

ウイルスで人と会えないと、3業種とも壊滅する。
「対人」一本で20年近く鍛えてきた僕のスキルは全く歯が立ちません(俯瞰してる)



でもね、焦っても仕方がないし
怒ったり凹んだりしたところで経営状態が良くなるわけでもない

開き直って、

穏やかな気持ちでStay Homeして

変わっていく世界の中で、僕が人様のためにできる一番の人助けは何か??(すなわち、事業開発であり事業企画)

空を眺めながら未来を考え続けています。


バーテンダーなのにお店開けられないからねぇ。困ったもんだ。


人事やったり、営業やったり、会社員っぽい仕事やるのかなぁ。。?

リモートワークなんて僕にできるのかなぁ?


30代最後の年に、久々にスーツに着替えてぼちぼち、就活はじめましたw

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それっぽく見えるといいなぁ(笑)

トンネルの出口はなかなか遠いです。
けど、出口までのシナリオは見えてます。

1年踏ん張り切れば僕の勝ち
踏ん張れなかったらソコで社長業は終了

そんだけの話。

やってやりましょう。





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