楽譜のお勉強【92】クラウス・ハスハーゲン『音色』
クラウス・ハスハーゲン(Klaus Hashagen, 1924-1998)は、20世紀後半のドイツで活動した作曲家です。20世紀に様々な新しい楽譜の記譜法が試されましたが、そういった試みを紹介するような音楽理論書の中で譜例をしばしば目にする作曲家です。今日、彼の作品が演奏される機会は少ないですが、彼の書くグラフィックな楽譜からはどのような音がするのか、興味をそそるものです。本日はハスハーゲンの『音色』(»Timbres« für Orgel, 1967)を読んでみたいと思い