マガジンのカバー画像

楽譜のお勉強

101
私が楽譜を読みながら音源を聴いて気付いたことを気の赴くままに書いていく無料記事をまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

#楽譜

楽譜のお勉強【98】ジャン・フランセ『6つのプレリュード』

本日はフランスの作曲家ジャン・フランセ(Jean Françaix, 1912-1997)の音楽を読んでいきま…

楽譜のお勉強【97】マルカンドレ・アムラン『パガニーニの主題による変奏曲』

2024年も「楽譜のお勉強」を続けていきます。今年最初の「楽譜のお勉強」はピアニスト・コンポ…

楽譜のお勉強【番外編】レオシュ・ヤナーチェク『カプリッチョ』(後編)

先週の投稿に引き続き、ヤナーチェク作曲『カプリッチョ』のベーレンライター全集版の序文を翻…

楽譜のお勉強【番外編】レオシュ・ヤナーチェク『カプリッチョ』(前編)

本日の「楽譜のお勉強」は番外編です。レオシュ・ヤナーチェクの『カプリッチョ』(«Capricci…

楽譜のお勉強【95】ガブリエル・イラーニ『メタファー II』

ガブリエル・イラーニ(Gabriel Irani, b.1946)はルーマニアに生まれたイスラエルにルーツを…

楽譜のお勉強【94】ボフスラフ・マルティヌー『リズムの練習曲集』

ボフスラフ・マルティヌー(Bohuslav Martinů, 1890-1959)は20世紀を代表するチェコの作曲家…

楽譜のお勉強【92】クラウス・ハスハーゲン『音色』

クラウス・ハスハーゲン(Klaus Hashagen, 1924-1998)は、20世紀後半のドイツで活動した作曲家です。20世紀に様々な新しい楽譜の記譜法が試されましたが、そういった試みを紹介するような音楽理論書の中で譜例をしばしば目にする作曲家です。今日、彼の作品が演奏される機会は少ないですが、彼の書くグラフィックな楽譜からはどのような音がするのか、興味をそそるものです。本日はハスハーゲンの『音色』(»Timbres« für Orgel, 1967)を読んでみたいと思い

楽譜のお勉強【91】ペーター・ルジツカ『タリス.照射』

ペーター・ルジツカ(Peter Ruzicka, b.1948)は現代ドイツの作曲家、指揮者です。作曲家とし…

楽譜のお勉強【90】ブルーノ・マントヴァーニ『過ぎ去りし夢の』

ブルーノ・マントヴァーニ(Bruno Mantovani, b.1974)は現代フランスを代表する作曲家です。2…

楽譜のお勉強【89】カルロ・テッサリーニ『コントラスト・アルモニコ』より「イントロ…

カルロ・テッサリーニ(Carlo Tessarini, 1690-1766)はバロックの終焉期に活躍したヴァイオリ…

楽譜のお勉強【88】カールハインツ・エスル『デヴィアシオン』

カールハインツ・エスル(Karlheinz Esel, b.1960)は現代オーストリアを代表する作曲家の一人…

楽譜のお勉強【87】ジェラール・ブーケ『コン・ヴォーチェ』

チューバはご存知のとおりオーケストラや吹奏楽で低音を担当する大きな金管楽器です。ルーツは…

楽譜のお勉強【86】フランシス・ピルキントン『おやすみ、愛しいニンフたち』

フランシス・ピルキントン(Francis Pilkington, c.1565-1638)はルネッサンス期からバロック…

楽譜のお勉強【85】ロイジェ・レビッチ『弦楽四重奏曲』

今回はスロベニアの作曲家、ロイジェ・レビッチ(Lojze Lebič, b.1934)の『弦楽四重奏曲』(»Streichquartett«, 1983)を読んでいきます。レビッチはリュブリャナ大学で考古学を学び、その後リュブリャナ音楽院で作曲をマリヤン・コジーナに学びました。スロベニアを代表する作曲家ですが、日本ではほとんど知られていない作曲家と言って良いでしょう。スロベニアは人口も200万人ほど、面積もとても小さな国で、ヨーロッパの中でも常に色々な国々からの支配を受けてき