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知性と脳科学の罠

皆さんは普段、何かを意識的に継続して学ぶという習慣を持っているでしょうか?人間というのは新しい刺激が入らないと基本的に神経細胞はどんどん退化していくので、クリエイティブに頭を使う時間を積極的に作っていきましょう。

 せっかく何かを学ぶのであれば効率よく学びたい。そしてやっぱり脳機能は高いに越した事はない。そんなことを考えるかもしれません。しかし、”学び”にはある程度の”学び方”というものがあり、以外と陥りやすい「無駄な努力」があります。今回は、そんな学びを深めたいあなたに知っておいてほしい”知性と脳科学の罠”についてシェアしていきます。

脳科学は疑似科学?

今から10年以上前あたりから、日本では「脳科学」がブームとなりました。メディアで茂木健一郎氏が引っ張りだこだった頃がピークだと思います。

Wikipediaによる説明はこちら

脳科学(のうかがく、英: brain science)とは、ヒトを含む動物の脳と、それが生み出す機能について研究する学問分野である。対象とする脳機能としては視覚認知、聴覚認知など感覚入力の処理に関するもの、記憶、学習、予測、思考、言語、問題解決など高次認知機能と呼ばれるもの、情動に関するものなどである。

主に、サルやラットの動物に電極をつけて神経興奮を観察する電気生理学、神経細胞の内部構造、神経細胞間のつながり、細胞構造の動的変化などを光学顕微鏡、電子顕微鏡、凍結割断法、免疫染色その他を用いて調べる神経解剖学、遺伝子レベルで神経細胞の特性を調べる分子生物学、その他脳機能イメージング、脳機能マッピング、動物の行動実験などの手法を使って、脳みそがどのような機能を持っているのかを調べている学問です。

しかし、厳密にいうと「脳科学」という学問はありません。強いていえば「認知神経学」が近いかも、と言われています。

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