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損しか生まない「怒り」をコントロールして脳のスペックを上げる。アンガーマネジメント入門

今月は「効率化」をテーマにしているのですが、あなたの作業効率を阻害している一番の原因は何でしょうか?

作業効率を落とす、厳密に言えば人の行動量に影響する一番の要因は「感情」になります。感情は何かある意味、人を動かす原動力なので、エネルギーとも言えます。エネルギーには、法則がいくつかあって、その中に質量保存の法則というものがあります。これは、エネルギーは形は変われど量は常に一定という事です。学校の授業では、位置エネルギーと運動エネルギーでよく説明されていたと思います。

ヒトの脳みそのエネルギーは「意識」であるとしてみます。意識は、感情、感覚、情動、集中指向、それらの総称です。
ということは、脳の中のエネルギーの総量は決まっていて、感情や感覚、情動などに形を変えて機能しているワケです。

人の脳みそをひとつの系として考えると、物事に集中するにはその一点に全てを注ぎたいワケですが、感情や感覚という余計な意識が集中を邪魔します。特に感情というのは、上記の通り人の行動に一番影響を与える要素。つまり感情は脳の意識という系の中でも特にエネルギーが強いと言えます。それ故、感情に支配されると他の事がままならない状態になるワケです。

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その感情の中でも特に爆発力があって影響力が大きいのが「怒り」になります。時に行動スピードを格段に上げる起爆剤にもなりますが、基本的にはストレス因子なのでリスクが高いです。

なので今回は、そんな怒りの正体を知って、どのように対処していけばいいのか、要はアンガーマネジメントについてまとめてみました。余計な労力を使わなくなる分、1日がより充実して有意義になる方法です。

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現代人は、特に怒りっぽい、キレやすくなっていると言われていますが、その原因をまとめてみました。

*刺激が多すぎる*グローバル化*便利化

この3つですが、この3つを仕立て上げた大元はデジタルデバイスになります。例えばスマホは、使用していなくても目に入る場所に置いてあるだけで集中力を半減させると言われています。つまり、マナーモードにするだけではダメで、目につかない場所に置いとかないといけません。それぐらい現代人はデジタルデバイスに依存していると言えます。
現代はネットですぐに情報を仕入れる事が出来るしアプリを使う事ですぐに問題を解決する事が出来ます。それ故、少しのミスすらも焦ったくなり、人のミスを許す度量が無くなってきています。また、SNSの普及で色々な価値観に触れる機会が激増しています
今まで深く関わる事のなかった人達の価値観を、何となく眺めている無防備な状態の中Facebookで見てしまった時のストレスは想像以上に大きいのです。特に自己開示するのがいいと勘違いして何でもかんでも投稿する人がいますが、一部は共感しても大多数は不快な思いをします。見ようとしなくても露出してしまう場での発言は気をつけましょう。Facebookなんて知り合いが殆どなワケだから、Facebookでそういう投稿をするのは少し気遣いが足りないと思います。そういうお友達は互いのためにフィードから外しましょう。

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