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人間を「行動」で理解しよう

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ここ数回は、マーケティングの基礎的な情報をベースに、インスタグラムをはじめとするSNSの投稿戦略についてまとめてきました。今回は、その主軸となる考え方をベースに、現代のマーケティングを掘り下げていきます。

過去と現代の違い、そして未来

マーケティングの元祖といえばコトラー氏ですが、マーケティングはすでに4.0の段階に入っていると言われています。もともとは供給が圧倒的に少なく「商品を出せば売れる」という状態だったので、プロダクトアウトという、供給側の発送でプロダクトをどんどん打ち出して、製品化していくという力技が通用しましたが、現在は供給量が圧倒的に多く、買う人よりも売りたい人がごった返している状態なので、しっかり顧客のニーズやウォンツを引き出して、その情報に基づいて製品開発をするというマーケットインの手法が主となっています。

クラウドファンディングが一番わかりやすい例でしょう。
ニーズがあるから支援者が集まり、支援が集まってから製品開発をするという確実な手法です。独りよがりのプロダクトには支援者も集まりません。

このクラウドファンディングの仕組みを見ればわかるように、現代は「信用と共感」によって資金を調達できる時代です。

「美容室はたくさんあるけど、どうせ切ってもらうなら〇〇さんに切ってもらおう」といった、サービス選択の消えてが技術よりもパーソナリティに寄っている事がわかります。

これは、個人が発信媒体を持った事による変化であり「検索」により「比較」がより容易になった事が大きな要因になります。

現代人は、モノを購入したりサービスを選ぶとき、必ず「比較」をします。
つまり、現代においては「比較された結果、選ばれる商品やサービスが売れる」という事になります。

差別化が必要な理由も、「比較しやすいから」です。
どんぐりの背比べ状態では、そもそも選択肢に食い込む事が難しいのです。

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