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ジムキャリーのトゥルーマンショーと書籍『家族と幸福の戦後史』

東京に行くのにバスで行こうと思ったら時間を間違えてしまい初めて酒々井駅から錦糸町へ。長く住んだ東京に居ないのが不思議なのですがこうして昼下がりの電車に1時間程度揺られて仕事に行くのも風情がある。

バスも電車も本数は少ないので緊張感はあるのに間違えたZ(笑)

錦糸町から半蔵門線で表参道まで1時間20分程度なので非常に便利だ。

酒々井駅に多々友人を迎えに行くことはありましたが駅構内に入ったのは初めてで無人図書があった。
ノートに借りた日付と返却予定日を書くだけだ。
『日本は平和だ』と思いながら一冊の単行本を手に取り乗車。
「家族」と「幸福」の戦後史という本だ。


軽く読んだらずっと気になっていた事だった

戦後の現代社会ってなんなんだろうと考えていた所なのでどんどん読み進んだ。

アメリカの1930年代から1950年代に行われてきた金融政策と住宅ローンや家電にライフスタイルの変化はそのまま日本にも移行され、日本では1950年から1990年(最近まで?)まで当たり前のように続いた。
様々な産業の近代化に伴いブルーカラーからホワイトカラーが増えていった。

マイホームを持つこと、マイカーを持つこと、家電製品を持つこと、労働から消費社会にして経済を回して行く真っ只中に生まれ育った私は当たり前だと思っていた。

そんな中に育った子供は校内暴力、家庭暴力、いじめ、と社会問題を引き起こしていった。

地域で子供を育てること、親やお年寄りとの関係性、周囲の監視の目がなくなり、より孤立していき女性も社会に進出して住宅ローンに車、家具家電のローン、学費に保険に税金に、、、両親の稼ぎでもカツカツな当たり前の生活が確立され家族は同じ屋根の下でもバラバラになっていった。

本当に大事な物や事って何かな?

私は、生きる上で1番大事なのは食べることでそのために生きてきたのにそれ以外で稼がなくてはいけなくなった。

もう消費社会は終わろうとしている気がして街に出ると無駄で不必要なものばかり。
あったら良いなぁは無くてもどうにかなる(笑)


1人でも行くくらい好きだった場所。娘に怖い顔してと言われ撮って笑われたwww

そんなことをここ数年考えていたら大好きだったなんちゃらランドもキャンプサイトも何も全て嫌になり無意味に思いきっとずっと行かないと思う。多分。

家の中のものを見つめていた。いらない物ばかりだ。
フリーマーケットアプリで相当処分した。

本当に必要なものだけ残して処分していく。

そして必要な物に変えていく、、、

結果、、、同じだ(笑)

現代社会を考えてみると自分の意思というより何かに操られて生きている気がする。
人間が作った物で人間が苦労する。

大好きな映画だけどこの世の中も操られている気がする。

そんな中ふと思い出したのがジムキャリー主演の「トゥルーマンショー」だった。
生まれた頃からずっと自分が主役のセットの中で生きてその中で育ち、恋をし、結婚し働いて生活をして。
普通に十分幸せな生活だ。
それが全てはテレビのセットで全世界が視聴しているのだ。

もしかしたら、この世の中壮大な人間劇のセットなのかもしれない。そんなファンタジーを思い浮かべてみた。

2019年まさかと思った。2020年あり得ると思った。

土の時代から風の時代だ。

当たり前を疑い真逆の考える習慣をつけるしかない。

そう言い聞かせて3年。

人間らしい生き方とは何か?自分らしい生き方とは何か?

なかなか習慣や考え方は変わらない。こんなnoteも自分に言い聞かせるために書き留めているんだと思う。

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