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【詩】――架空の断片📜

⬛️空間⬛️――に飛び交う巨大な紙
紅い斑紋が速度に比例し燃え上がる
その灰は太陽光すら届かない
 あの珊瑚礁の切れ目に吸い込まれ
  この海中の滝の底に 何が眠るか

🟥必需🟥――手を伸ばす勇気
掴み 踏み 鎮火 
だが靴底の泥が【言葉】を不明瞭に
覆い 隠し 阻喪
いとも簡単にノイジィ砂嵐に攫われ
再び宙を舞う 引き裂かれ無数点

⬜️抗戦⬜️――近代化という諦め
📷明滅が⬛️空間⬛️を照らす🟥必需🟥となる
🟧真実は目を閉じ
🟩感受機能は衰え
🟪いずれ肺を侵す

架空の断片📜
無関心に
歩を進め
拾い上げる

口の端持ち上げ
モノクロ砂嵐に投じると
瞬く間に📜は灰と化す狼煙を揚げた

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