言葉の選考基準
昨日家族と話をしていた。
内容は『SNSでよく見る誇張表現』について。
具体的に言うと『一億年ぶりにUSJに行った』等の。
直感的な嫌悪感が先立って湧くが、よくよく考えたらなぜ、そんなに嫌う必要があるのか。
次に出てくる感想は『そもそも面白くない』である。面白くない誇張をわざわざする理由を見つけられない。
だがここでピーンと閃く
私も『1ミリも○○だわ』系の言い回しをする。これも誇張だろうか。
はい次。
スラングや流行り言葉を発話するまでの思考の流れに興味が向く。
何も考えず多くの人が使っているからと、半ば自然に出てしまうのか。
又は、ある時点で『今度この言葉を使おう』と決意し、タイミングを伺いながら生きているのか。
あるいは本当に面白いと思い使っているのか。
身内の1人が『えっぐ』という言葉を使った。
我々家族的にはNGで、正直『勘弁してくれ』と暗に眉をひそめている。
言葉を選ばずシンプルに言うと、スラング系を使う人はアホに見える。
こう言った以上、厳密を追求せねばならない。
【アホ】とは何か
思考実験
東大主席の人間が同じく『えっぐ』を常用していたとして、私は前述の身内と同じ印象を抱くかどうか。
もし抱かなかった場合、私は肩書きを気にしたり、権威主義を歓迎する思想を持つ人間に成り下がる。なら平等にスラングを使う人に侮蔑の目を向けなければならない。
しかし私がどのような基準で『アホか否か』を判断しているかが謎のまま。
……そうか。
『なんかイヤ』程度の話を『アホだこいつ』に変換してるだけかもしれない。ごめんなさい。私こそが侮蔑の対象だった。
更にスラングに対して『もったいない』という気持ちもある。
そんなんじゃ自分の気持ちを
正確に表してるとは言えないもん‼️
みたいな気持ちだ。
つまり私の基本スタンスは『普段から頑張って気持ちと言葉を一致させようとしている』とでもしよう。
べつにいいんだ。
当人が『えっぐ』に対し一致感を持っていれば。
……だが、少なくとも私の人生において『えっぐ』が適切な場面がなかった。
『厳密な意味で』を念頭に置いた場合、どんな場面や心持ちの時に『えっぐ』を繰り出すのが適切なのか。
適当は許されない。厳密でないと。
他にも、『えっぐ』以外に適切な言葉があるかないか精査せねば。精査の上、どうしても仕方なく『えっぐ』しかないと観念した時、はじめて『えっぐ』を使うのが通常の礼儀作法では❓
🔔『はい察知しました。あんた自分でも何書いてるかわかんないパターンになってる』
……そうか、わかった。
じゃあ、仮ではあるが実例を思いついた。
・なんか料理する
・アクがでる
・おそるおそる啜る
・『えっぐ』
完璧だ。
ちなみに私は、元々どこからきた言葉だとか、はじまりは誰だったとか、そもそもの意味はとか――その辺には興味は湧かない。
湧いた場合、『新しい』を『あらたしい』とかに変更しなきゃいけなくなる。
🔔『なりません』
いや、なるね。
🔔『 』