隆昌出世運が授かる龍樟樹 香川県高松市 冠纓神社

 香川県高松市の冠纓(かんえい)神社には、「かむたま龍樟樹(りゅうしょうじゅ)」と呼ばれるクスノキがそびえている。
 神気が寄り固まって、一本の木となって育ち、三つの股に分かれてうねり、くねりながら、天に伸びる樹姿は、まさに天に昇ろうとする龍に見えることから「龍樟樹」と呼ばれてきた。
 そして昔より、この神木を拝する者は、「皆、立身出世し、勝利し運を開く」といわれる。

香川・冠纓神社 龍樟樹


 冠纓神社は、室町時代、四国で戦った細川頼之が崇敬し、京都石清水八幡宮の冠纓を奉納したことから、冠尾(かむりお)八幡宮と呼ばれ、「かむりお」が「かむろ」に転じたとも。地元の人は今に「かむろ」と呼んび親しんでいる。
 頭上に載せる冠は、地位・栄誉のシンボル。冠纓神社の御神木・龍樟樹が、しっかり大地に根をはり、広々と幹や枝葉を伸ばすその姿を拝すると、上昇志向が湧き上がり、開運の御神徳をいただき、道が拓けてくる兆しを感じる。


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