小祠・狛犬通して難病奇病除け    鎮西大社諏訪神社の病魔退散の大楠

長崎市に鎮座する鎮西大社(ちんぜいたいしゃ)諏訪神社、その参道・長坂の階段脇には、病魔退散の大楠が聳える。古くからこの大楠には、薬の神である少彦名命(すくなひこなのみこと)がお祀りされ、赤鱏(あかえい)の絵馬を掛け、難病奇病除けを祈念する人々が多くいたと伝えられる。

長崎・鎮西大社諏訪神社 病魔退散の大楠

またこの神社の境内には、逆立ちをした狛犬や、二足歩行の狛犬など、各所に特徴ある狛犬が鎮まり、さまざまな願いを聞き届けて下さるといわれる。病魔退散の大楠の前にも、難病除けの霊験あらたかな狛犬も鎮座しており、狛犬の、自分の患部と同じ場所に白紙を貼り、祈念すると病が癒えるとの信仰が受け継がれている。
病魔退散という人々の願いは、この御神木を拝し、少彦名命の祠(ほこら)にお参りし、狛犬に祈念することで、必ずや成就されると信じている。


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