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中間管理職の苦悩への招待-「新版 はじめての課長の教科書」に学ぶ(1)

組織で仕事をする場合、一つの登竜門となる立場が「中間管理職」です。社会の縮図とも言えるこの難しい立場、やったことがある人ならば、きっと誰しも一度はほろ苦い経験があるに違いありません。

この中間管理職の象徴として「課長」というポジションがあります。この課長という役割をどう演じればよいのか?そしてそこから仕事やマネジメント、人としてのより良い生き方など何を学ぶべきなのか?1冊の本を読み解きながら、考えていければと思います。

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本書では課長の特徴として微妙な立場の管理職と呼び、いくつかその特徴が挙げられていますが、中でも特に以下の2点が大きいでしょう。

・予算管理
・人事査定

組織の予算を立て会社と合意しその達成に責任を持ち、部下の1年の成果を正しく公平に査定しつつ、その能力を評価しなければなりません。
給与・賞与・昇進など部下の人生を左右しかねない重圧は、責任感の強い人ほど大きなプレッシャーになることでしょう。最後は自分が頑張れば何とかなる仕事からの大きな転換点だと言えます。

①不確実性の中で起こる幾多の問題を解決しながら約束した目標を達成すること、②人を導き本人に納得感のある形で評価し更なるやる気を促すこと、この2点は会社が組織として存続し成長していく上での基礎中の基礎であり、組織でリーダーシップを発揮するために必要な能力なのは間違いありません。

そして予算と人、この二つを管理していく上で最も難しい現象が「板挟み」だと思います。

・経営上位層と現場
・他部門と部下、部下と部下
・顧客や取引先の言い分と部下の言い分
・数字と部下の負荷、、、などなど

中間管理職は多くの板挟みにあいます。これをどう乗り越えていくべきなのか?多くのヒントがこの本に詰まっています。毎日少しづつ読み解いていきたいと思います。

参考:新版 はじめての課長の教科書/ディスカヴァー・トゥエンティワン
酒井穣 (著)
第1章 課長とは何か?/1 課長になると何が変わる?

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