尊敬を集めるリーダーに共通する特質とは？

ある本を読んでいて興味深いアンケート結果があったのでご紹介したいと思います。

結論からいうと、あらゆる国で30年に渡って過半の人が大切だと指摘した項目は以下の4項目だったとのことでした。

・正直である
・先見の明がある
・仕事ができる
・やる気にさせる

引用：ジャームズ・M・クーゼス/バリーズ・Z・ポズナー著：リーダーシップ・チャレンジ[原書第五版]（海と月社）

リーダーシップ・チャレンジ[原書第五版]

またこの4項目のうち3つが、コミュニケーションの専門家が「情報源の信ぴょう性」と呼ぶものに含まれているそうです。この「情報源としての信ぴょう性」とは、新聞記者、セールスマン、医師、牧師から、政治家や市民活動家に至るまで、いわゆる専門家と呼ばれる方々の信用できる度合いを測る3つの基準のことです。

それはすなわち、信頼性、専門性、関係性ということでした。これは上記の4項目の「正直であること」「仕事ができる」「やる気にさせる」と非常に似ている点に著者は注目しています。

つまりこの3つは「信頼できる人」というのを言い換えているわけです。

だとすれば上記の4項目は結果として以下のように集約できます。

・信頼できる（⇔正直である、仕事ができる、やる気にさせる）
・先見の明がある

言葉通りに行動し、仕事に対して情熱を持ち、人を導く知識とスキルがあり、かつどこへ向かうのかをはっきりと知り、将来へのビジョンがある人物ということになります。

これは逆に言えば、リーダーが発するどんなビジョンも、発しているリーダーが信頼されなければ信頼されないということですね。

信頼とビジョン、この2つが尊敬されるリーダーの共通の特質と言えそうです。文字にするとわずか7文字ですが、それを持つための大変さたるや…

この2つといいますか、先の4つの特性を満たせるようになるのは正直至難の業ですが、まずは「正直である」というのは、誰にでもすぐにできることではないかと思います。

ちょうどつい先日、「どうすれば信頼されるのか？」ということについて非常に納得感のある動画を見て紹介していました。「正直である」ということにも関係するシンプルながら非常に深いと感じた動画でした。多くの方に閲覧してもらえましたら嬉しいです。

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