助けを求めるからこそ、頼られる
信頼の構築は、まずどちらか(あなたか相手)が心を開き、弱さを見せ、自分を相手にゆだねることからはじまる。先にそれをすべきなのはリーダーだ。
~『リーダーシップ・チャレンジ 8章 協働を育む』 より~
信頼してもらうために自分をさらけだすことが大事とはよく言います。ただ「人に弱みを見せる」というの、生物の生存本能に反する行為でもあり、なかなか難しいものです。
むしろ信頼してもらおうとする相手にこそかっこをつけてしまう、そんなことないでしょうか?
「信頼されないのは自分の能力が認められないから」という意識からか、より強い承認欲求を発してしまい、それが逆に反発を買うという逆サイクルに入ってしまいます。そしてやっかいなことに、自分ではその認識がないこともあるということです。
ではリーダーにとって、心を開くとはどういうことなのでしょうか?
リーダーであってもそうでなくても、信頼してもらいたい部下や仲間にこそ、素直に助けを求める。実はこれが自分の経験上、心の距離を縮めるには一番効果的でした。
ただその時の条件は、しっかりその相手に敬意を寄せ、相手への気配りを行動を示していることが必要です。そうでなければただ自分を利用しようとしているだけと受け取られてしまうでしょう。
自分の弱みを認めが人からの心からの気配りが添えられた支援の養成は、心の距離をぐっと縮めてくれるはずです。
皆さまのリーダーシップ向上に貢献できれば幸いです。
このnoteは?
リーダーシップに関する世界的なベストセラーである「リーダーシップ・チャレンジ」を読み進めながら、リーダーシップを「自ら実践するために学ぶ」べく、そのヒントを綴っていきます。
これまでのnoteはこちらのマガジンをご覧ください。
『リーダーシップ・チャレンジ』が示す「模範的リーダーシップの5つの実践と10の原則」
模範となる
1.自分の言葉で語り、共通の理想を確認することで、価値観を明らかにする
2.共通の価値観に従って行動することで、手本を示す
共通のビジョンを呼び起こす
3.心躍るような崇高な可能性を想像し、未来を描く
4.共通の夢に訴えて、人々を引き入れる
プロセスに挑戦する
5.自発的に行動し、革新的な改善策を外部に求めることで、チャンスを模索する
6.小さな勝利を積み重ね、経験から学ぶことで、実践しながらリスクをとる
人々を行動にかりたてる
7.信頼を築き、絆を強めることで協働を育む
8.意思決定の権限を与えることで、人々の能力を高める
心から励ます
9.卓越した成果を褒め、貢献を認める
10.共同体精神をつくりだし、その価値と勝利を讃える
「#毎日リーダーシップ」とは?
みんながリーダーシップの本質を知り、何らかの領域でリーダーシップを発揮できるようになれたら最高だなと思い、日々学んだり考えたことをこのハッシュタグ「#毎日リーダーシップ」でつぶやいています。良ければフォローしてみてくださいね。
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