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マネジメントとリーダーシップの共存-「新版 はじめての課長の教科書」に学ぶ(2)

マネジメントとリーダーシップの違いは、色々定義があるかもしれませんが、『初めての課長の教科書』で引用されているものを紹介します。

マネジャーの出発点は部下一人ひとりだ。マネジャーは部下の才能、スキル、知識、経験、目標といった要素を観察し、それをもちいて彼らがそれぞれ成功できる将来計画を立てる。マネジャーは、部下一人ひとりの成功に専念する。
リーダーは違ったものの見方をする。リーダーの出発点は、自分が描く未来のイメージだ。よりよい未来こそ、リーダーが語り、考え、反芻し、計画し、練り上げるものだ。このイメージが頭のなかではっきりしたかたちをとって初めて、リーダーはまわりの人々を説得すること─私が思い描く未来で、あなたも成功できる─に関心を向ける。しかしそういった活動のすべてを通じて、リーダーが専念するのは未来である。


『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』
(マーカス・バッキンガム著、日本経済新聞社)より

管理職には、このマネジメントとリーダーシップの両面が求められます。その最適な混合比率は率いる組織や置かれた状況によって異なりますが、管理職としてどちらかだけでよいということはありません。

自分の場合、この2つを意識して使い分けている感覚はありません。ただ自分のみならず他の管理職の方々も含めて思い返すと、リーダーシップは自ずと発揮されている印象です。一方マネジメントは、明確に意志をもって行われていることが多いと感じます。マネジメントの方が「型」が存在しているからだと私は考えています。ですので管理職になりたての場合は、まずこのマネジメントの「型」を学ぶことが成果を挙げる近道だと思います。

初めての課長の教科書』では教科書という名の通りこの「型」が踏み込んで示されているので、まず型を身に付けたいという方は是非手に取っていただきたいです。また同じマネジメントの「型」という観点で、別noteでもご紹介している『新1分間マネジャー』も読みやすくおすすめです。

参考:新版 はじめての課長の教科書/ディスカヴァー・トゥエンティワン
酒井穣 (著)
第1章 課長とは何か?/3 課長と経営者は何が違う?

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