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好奇心に従って、その時にしたいことを

村民インタビュー第5弾は、ぶんちゃんと同じく今年から地域おこし協力隊として活動している小泉洋介さんです。



協力隊になった経緯

―――ご出身はどちらですか?
小泉さん:奈良です。大学進学で山口に行ったり、大阪で働いていたこともあります。
―――協力隊になった経緯を教えてください。
小泉さん:大学を出た後、水産業や工場勤務をしていましたが、1年くらい移住を検討しながら各地の地域おこし協力隊体験ツアーにいくつか参加していたんです。そこで見た協力隊の方々は活気があってにぎやかで、自分もそういう環境に身を置いてみたいと思って、もともとジビエや狩猟に興味があったので泰阜村を選びました。

―――泰阜村の第一印象は?
去年のお盆にジビエ加工体験で初めて来たんですけど、山と崖しかない
正直その時は「ないかな」と思いましたね。でも、何回かジビエ加工体験で泰阜村に来て解体や精肉、村の人との交流会をして、「行けるかも」って。「若いうちに極端な環境で生きてみるのもいいか。」と、協力隊の応募を決めました。


村での暮らし

―――実際に生活を始めてみて、いかがですか?
小泉さん:なんとかなりますね。車さえあれば買い物だって出れるし、人が暮らしているところなら何とかなるんだ、って。
あと、個人的には自然に囲まれて暮らすのは好きですし、体調も良くなったような気がします。

―――ご近所づきあい、地域とのつながりはどうですか?
小泉さん:そこまで深い関わりはないけれど、お互いに顔は知っている。
情報共有は回覧板で、地区の草刈りなどみんなで動く際には顔を合わせる。飲み会は強烈でしたね。お酌をされるので「さすがに貰わなあかんかな」と思って飲んでいたらつぶれそうになった。

―――3か月活動してみた感想は?
小泉さん:「田舎=ゆっくり」はうそ。確かに、のどかで時間の流れがゆっくりではあるが、忙しい。「田舎はゆっくり忙しい」と、体験してみてしみじみと感じています。

―――3年後のことは何か考えていますか?
小泉さんその時にしたいことをするかな。街に戻って働く選択肢もあるし、狩猟関係・ジビエ関係に残るかもしれないけど絶対残るぞということもない。なりゆきかな、と思います。


協力隊を目指す人へ

―――協力隊を目指す人に、何か伝えたいことはありますか?
小泉さん「単なる転職+引っ越し」と捉えた方がよいかもしれない。
ひとくちに泰阜村と言っても地区ごとに違いがありますし。
持っていた常識が変わるので、来て住んでみないとわからないことも多い
都会でしか暮らしたことがない人とかだといきなり村のコミュニティに溶け込むことは難しいかもしれません。
移住者のコミュニティに身を置きつつ村に馴染んでいくのがいいかもな、と思います。


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なりゆきかな~と言いつつも、新たな環境に飛び込み初めてのジビエ加工に挑戦する、好奇心に満ちた小泉さんへのインタビューでした。

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