詩日記 24
弐○弐弐年 伍月 弐壱日
言葉が尖る日もある
柔らかな日もある
アルデンテの日もある
尖っている日は お風呂に浸かって
ゆらゆら縞模様の水面を見る
蓋は水をキャンバスにした
画家 大金を取らないタイプの
そして 翌日は ゆっくり
二人の雨上がり 町を歩く
とりとめもない会話を
足跡に装飾しながら
無邪気に 知的に
景色は移り変わる
あっ!
という間に
最近は時間の足が早すぎて
追いつけないぼくら 逆にのんびり
ありがとう に ありがとうが重なる
美しい花に見惚れている時ほど
春の薫りに気付けるのと似て
いい匂いのハンドソープと
ハンカチがあっ!
たら 自分を少しすきになれる
コーヒー いいねえ
ベーグル いいねえ
ヤマタツ いいねえ
青いシャーベットみたいだ
よねえ ヤマタツ
めっちゃいいねえ
水割りで飲むよ芋焼酎
透明な氷と水で
ほんわり いくつかに割った
分割芋焼酎
漢字おおっ ブンカツイモジョウチュウ
そんなことば ないのにね
あっ!
もう夜じゃんね
はやっ
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