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メーカー出身エンジニアがFinatextの開発チームにジョインして半年経ちました

はじめに

こんにちは、私はFinatextの保険事業でエンジニアをしている甲斐沼です。

所属する保険チームでは、様々な保険商品をウェブサービスやスマートフォンアプリに簡単に組み込んで販売できるクラウドサービス「Inspire」を開発・提供しています。契約や保険金に関する顧客接点だけでなく、保険会社や代理店の業務オペレーションも含めて保険ビジネスのすべてのプロセスをデジタル化できるのが特長です。

入社して半年が経過し、会社やチームの好きなところを皆さんにも知って欲しいと思い、入社エントリーを書くことにしました。

駆け出しエンジニアとしての焦りと“Jibungoto”との出会い

Finatext入社前は、WebAR事業をメインとした会社でバックエンドエンジニアとして2年ほど働いていました。バックエンドエンジニアといってもスタートアップだったので、インフラからフロントまで何でもやっていました。コロナ禍ということもありフルリモートだったので思い切って福岡に移住し、1年ほど住んでいました。

新卒入社した自動車部品メーカーでオペレーション業務を長く経験した後にウェブエンジニアにジョブチェンジしたため、「これからエンジニアとして生きていくには急成長しないといけない」という焦りを感じていました。そんなとき、Twitterでエージェントの方からFinatextを紹介されたのがきっかけで選考に進むことになりました。

最終的に入社を決めた理由は、FinatextのPrincipleの1つである“Jibungoto”を、私も尊重したいと思っていたからです。"Jibungoto"は、『物事をトップダウンで決めるのではなく、そのプロジェクトについてより理解しているプロジェクトメンバー内で議論し意思決定することが、よりよい意思決定につながると信じている』というPrincipleです。

トップダウンのアプローチが有効な場面もありますが、プロジェクトのことをよく知らないトップの意思決定で本質的ではない方向になることは、誰も幸せにならないと思います。プロジェクトメンバー内で議論し、意思決定することで、プロジェクトもより良い方向で進むと思いますし、プロジェクトメンバーのモチベーションアップ、トップの業務負荷削減などよいことづくめだと私は思っているからです。

また、今回の転職ではカルチャーマッチも大事にしていました。特定の人や技術を理由に企業を決めてしまうと、その人がいなくなったり技術が変わったりした場合にその会社にいたいと思えなくなるのでは?と迷ったことが過去にあったからです。カルチャーが自分にマッチしていれば、人や技術が変わってもそれに左右されず、会社への帰属意識に対する迷いは生じにくいのかなと思っています。

キャッチアップのコツと現在の仕事

入社して最初の1ヶ月は既存システムのキャッチアップを行いながら、軽微なリファクタリング、API改修、不具合調査・修正などを行いました。前職はフルリモートかつシンプルな開発環境だったため、InspireのWebアプリとBFF (Backend for frontend)サーバーを介してSaaSのコアサービスにアクセスする環境に適応するのに時間がかかりました。また、多数のリポジトリがあるため、最初はどのリポジトリを修正すべきか迷いました。

当時の私はキャッチアップのために落ちているタスクを積極的に拾い、完璧を目指すのではなく早くフィードバックをもらうことに重点を置き、メンターである岸さんのサポートもあり、早い段階で開発の流れを掴むことができました。

その後、クライアント案件の開発、保守、運用にアサインされ、現在はバックエンドからフロントエンド、インフラ、テストなど幅広い領域に携わっています。

業務を通してより実感したのですが、金融業界や金融システムと聞いて抱くレガシーな印象とは逆に、Finatextではモダンな技術が広く採用されています。私自身は特定の技術へのこだわりはありませんが、業務を通して、今まで触れたことがなかった新しい技術に触れられることは刺激的で面白く、充実した日々です。

今フォーカスしていること

今、個人的にフォーカスしていることが2つあります。

1つ目はコア機能の大規模な改修です。これは私から提案したもので、自分自身が関与できることを嬉しく思っています。クライアント案件との兼ね合いもあり、大変ではありますが、より優れたサービスを提供するために最後まで責任を持って取り組む決意です。

2つ目はドメインを超えた勉強会の実施です。クライアント案件でセキュリティチェックを行っている際に、自身のセキュリティ知識が不足していることに気付きました。OWASP ASVSなどの情報を参考にし、ドメインを超えた共有の必要性を感じ、勉強会を企画しました。会社内にはセキュリティに強いメンバーが複数いるため、サポートを受けつつ、会社全体のセキュリティレベル向上に貢献したいと考えています。

また、業務ではないですが、今年から新設されたFinatext野球部に所属し、試合前にはみんなでバッティングセンターに行ったりしています。他ドメインや他チームのエンジニアが多く在籍しているため、勉強会のようなグループ横断の取り組みの際にも声をかけやすく助かっています。

圧倒的な働きやすさ!!

私が思う、Finatextやチームの魅力は多くありますが、2つ挙げます。

1つ目はベンチャー過ぎず、大企業過ぎず、働きやすい環境であることです。大企業特有の無駄な業務がなく、本質的な仕事に集中できる環境が整っています。同時にベンチャー特有の過剰な属人性や不明確な業務もなく、ドキュメント化の文化が浸透しており、働きやすい雰囲気です。

2つ目は、メンバーの方々が人間的に素晴らしい人ばかりということです。私はこれまでメーカー系を含む数社で働いてきましたが、Finatextでは、社内コミュニケーションにおいて「配慮がない」と感じたり、感情的になって建設的なコミュニケーションが取れない、などのネガティブな経験をしたことがありません。普段のコミュニケーションやフィードバックにおいて、伝える側には相手への気遣いが感じられますし、受ける側もお互いの立場などに関係なく内容を受け止めています。技術力が高いのはもちろんですが、協力的な姿勢や他者への尊重ができるメンバーが多く、気軽に相談できる雰囲気があります。誰かが問題に直面すると、異なるプロジェクトのメンバーであっても助言や支援を惜しまない姿勢が印象的です。このようにチームで協力し合う信頼関係が、非常に居心地が良いです。

ヘルプを出すとすぐに先輩方がレスポンスしてくれます

保険の開発チームを支える2つの理念

最後に、私たちのチームが共有する2つの理念を紹介したいと思います。

1.『自律性に基づくチームワークを重視する』
マイクロマネジメントは行わず、メンバーが自己管理し、自分の判断で課題に取り組むことがチーム運営の大前提となっています。

2.『プロフェッショナルとしての誇りを持つ』
チームメンバーは高品質な成果物を提供するだけでなく、お互いをプロフェッショナルとして尊重し、期待し、信頼し合っています。

これらの理念に基づき、プロジェクトを成功させるためにチーム全体が協力して日々の開発にあたっています。保険の開発チームについてもっと知りたい方は、以下のテックブログも読んでみてください。

メンバー募集中です!

今の私は半年前と比べて間違いなく成長している実感がありますし、現在の居場所に対する迷いが消え、目の前の仕事に責任を持って取り組めば自然な形でキャリアも築ける、と信じながら仕事ができています。

私をそんなふうに思わせてくれるFinatextに少しでも興味を持った方!

保険事業の開発チームでは、エンジニア、PM、ディレクターなどのメンバーをまだまだ募集中です。ぜひ一度気軽にお話ししましょう!

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